<第9回> ☆★☆ 松菱その後 ☆★☆
今回のテーマは『浜松崩壊』の第三弾で松菱倒産後の状況をお話ししたいと思います。実は判らないこと、疑問、???ばかりなので、是非コメントで皆さんから色々教えてもらえればと思っています。
先日の福岡政行さんの講演で、浜松とかけて何と解く・・という三題噺の答えとして、「杉良太郎」というのがありました。その心は
★すきま風★
でした。確かに、折角のザザシティと浜松駅の間に、2001年11月14日から、何と5年以上置き去りにされた廃墟があります。映画「猿の惑星」の自由の女神像ほどのインパクトはないが、浜松を訪れる人、浜松の中心部に買い物に来た人にとって、浜松の衰退を最も感じる場所ですよね。
★どんな経緯でこうなったのか★
「松菱崩壊その前」については前回その要因を分析できました。「松菱その後」については疑惑疑問だらけです。どなたか是非コメントの中で教えて下さい。
①今誰が保有し、それはいくらで取得したのか。
通常の破産なら裁判所で競売に出されます。実際はそうではなかったように聞いています。また色々な公的立場の人が集まり、コンペを募集し、一番高くは無かった人に売られたと聞いています。12億円くらいで売られたと聞いています。権利を取得した人は、どれくらいの土地面積、どれくらいののべ建物面積を買い、その金額は評価額からみて妥当だったのでしょうか。
②何故5年間も放置されたのか。
普通は不動産を何らかの目的で取得すれば、利用を考えます。それもなるべく早くしなければ、購入に必要な資金に金利がかかります。購入したどなたかは、金利が心配ないほど裕福な人なのでしょうか。金利の仕組みに何か非常に大きいお得な仕組みがあったのでしょうか。放置することによって、市が乗り出すと補助金がもらえるような、計算が働いているのでしょうか。契約時に、ある期間内にコンペで提示した計画ができないときのペナルティはなかったのでしょうか。例えば、「計画通りある期間内に実施できなければ、次点の企画者に譲渡しなければいならない」などのような・・。
③何故建物を建て直しのを支援するのか。
旧館はともかく、新館と駐車場は立派なものです。民間ならすぐそのまま活用することを考えるのが当たり前だと思います。それなのに壊してまとめて立て直すのに『税金が投入』されるように聞こえてきます。市議会はそれを許すのでしょうか。「中心市街地活性化」という錦の御旗があれば、何をしてもいいのでしょうか。
④何故入店する会社にお金を払うのか
普通テナントは借りるところの設備に問題があれば、家主と相談し、自腹か、家主の負担で修繕をします。今回は何故、そのお金を『税金で賄おう』としているのでしょうか。現職の市長がそれを推進しているのでしょうか。
⑤何故都市計画税が減免されるのか
免除か減免か良くわかりませんが、今松菱跡を保有している会社に何らかのメリットをあげるような噂があります。これもまた「中心市街地活性化」という錦の御旗があれば許されるのでしょうか。税収が減ります。何年間、いくら浜松は収入減少を、特定企業のために我慢するのでしょうか。
★疑問は尽きない★
この松菱跡再生に対し、今不動産を持っている会社ではなく、浜松市が一生懸命動いているようです。浜松の製造業の流出にはあまり動かなかったようなのに・・。ザザシティ中央間の調停については、浜松しは「責任はあるが、主導的責任はない」という見解でした。10月29日の最後の行財政改革推進審議会で、私の質問に、北脇さんご自身が答えられました。今回の松菱その後への対策は「市の主導的責任」で行われているのでしょうか。だとしたら、もし失敗したときには、誰が責任をとるのでしょうか。
最近のトップが責任を取らない風潮・・またまた同じ結果かもしれませんよね。マサカ・・。
次回のテーマは浜松崩壊の第4弾として☆★☆ これからの収支 ☆★☆にしたいと思います。
今回は疑問ばかりです。事情をご存知の方、是非是非コメント下さい。