広報崩壊

<第10回>  ☆★☆ 広報崩壊 ☆★☆

今回のテーマは『浜松崩壊』の第4弾で「これからの収支」をお話しするつもりでした。またまたごめんなさい。広報崩壊に変更です。

前回で松菱をしらべていたらとんでもないことに気がつきました。

松菱跡再生協議会議事録に関する情報が浜松市のサイトに全くないのです。何か意図的に隠したいのでしょうか。サイト内検索をかけた結果です。

広報崩壊

もしかしたら古過ぎる情報なのでカットされたか・・と思いましたが、平成12年(2000年)の行政改革審議会の議事録はあるんですよね。何だか変だな~。

もしや、もしやと思い行財政改革推進審議会についても調べてみました。審議会に関する記述は70箇所くらいありました。ただし、審議会を作った話しや市長のコメントの中で「審議会」という言葉を使っているだけでした。審議の中身の情報はほとんど無いんです。やってる振りは一生懸命やるのに、中身には興味がないのでしょうか。

あるいは意図的に知らせたくないのでしょうか。

本当なら広報浜松に2回の緊急提言と2006年3月の答申書全文を載せて欲しいと思っていました。予算、紙面の関係で難しいなら、サイトの中には絶対載っている・・と当たり前に思っていました。

今回調べてびっくり仰天です。

ただただ1回だけ、第1回の2005年8月の審議会について「審議会概要」として載っていました。残りは審議会のページを見なさい・・と言うことなのでしょうか。

これが浜松市の広報のポリシーならば、『広報崩壊』も浜松の現実です。

審議会の中身に興味あるかたは、是非下記のホームページを見て下さい。

http://www.h-gyoukaku.jp/

次回こそ、テーマは浜松崩壊の第5弾として☆★☆ これからの収支 ☆★☆にしたいと思います。

是非是非、コメントか読者登録下さい。今回は是非浜松市役所の方にコメントか反論をして欲しいと思っています。知りたいのは、広報担当の方の怠慢か判断でそうなったのか、トップからの意向(威光)でこうなっているかです。


この記事へのコメント
     お願い

 秋山さんのブログの更新を週に2回程度にしていただけませんか。

 これだけ内容のあるテーマの文章を毎日出されると、とても考えをまとめている時間がありません。少なくとも私のような年寄りには。

 私はブログとかを読むと、まずその場はそのままです。その内に自然に思い出して感想が浮かびますと、書こうかなと思います。

 書く項目をまとめ始めます。まとまってから下書きをします。その後(たいてい、日を置いて)推敲して仕上げます。そして、転写します。ですから、毎日更新されると付いてゆけないのです。

 それにブログの場合は、多くの人が、直近の記事だけを議論するという傾向があると思います。ですから、1つの記事を発表したら、少なくとも2~3日はそのままにしておいた方が、そのテーマについての議論が深まりやすいと思います。

 秋山さんの熱意は分かりますが、毎日更新するのは、目的に叶っているか疑問です。

 今回の広報の問題も、書きたいなと思っているのですが、明日次の事が書かれるのではないかと心配したので、あわてて書きました。そのため変な文章になりましたが、お許しください。

 私も毎日更新することがあります。しかし、それは別の理由がある場合だけです。「お前も毎日更新しているではないか」と言われそうなので、付け足しました。それに、私は秋山さんを非難しているのではありません。
Posted by 牧野 紀之 at 2007年02月04日 17:57
★牧野先生有難うございました。

いつも牧野先生のコメント、言葉通り、重く受け止めています。確かにブログ=日記の意識が強すぎて、急いで書きすぎていました。また4月8日のこともあり、焦っていたかもしれません。

浜松の何が今問題なのかを論議するには、少しゆっくりでもいいですね。皆さんのコメントを待ちながら進めたいと思います。最短でも中二日は置きたいと思います。

眼からウロコでした。

過去記事含めて、またコメントよろしくお願いします。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年02月05日 07:22
私は市の職員ではありませんが、広報は行財政改革の非常に重要な要素であると、日ごろから強く認識している市民です。

浜松市においては、市民へのタイムリーかつスピーディーにまた必要にして十分な質量の広報が行われているとは、残念ながら言えないと思います。

これは、「市が意図的に隠したい」とか「広報担当の方の怠慢か判断、トップからの意向(威光)でこうなった」というよりも、おそらく「市政における広報の義務や重要性に対する認識不足」および「市民へのサービス精神の不足」に由来するもので、そういう意味では「トップを含む広報責任者の意識改革と努力」が大いに必要であると考えます。
さらに、浜松市HPの「検索システムの不備」と見られる、必要情報検索のしにくさもあります。

「松菱跡再生協議会議事録に関する情報」は、市HPトップページの「まちなかドキドキ作戦」のバナーから入ると、過去の経緯や都心再生戦略会議(議事録)も丁寧に掲載されています。また、「行財政改革推進審議会」についても、トップページにバナーがあって、どの市町村にも負けないくらい詳細な情報が掲載されています。

しかしそれにもかかわらず、トップページサイト内検索から出てくる結果は、秋山さんが指摘されている通りで、これらの重要な情報はなぜか検索しても出てきません。
これでは、市民に適切な情報を提供したことにはならず、むしろ、googleやyahooの検索からの方がうまく到達できるという、皮肉な現象が起こります。
改善のためには、新設区役所や温泉保養施設などのハコモノ建設予算に比較して一桁二桁小さい金額で実行可能と思いますが、いかがでしょうか。

この件に関しては、私も市責任者の見解を聞きたいところです。
Posted by macchan at 2007年02月05日 22:39
★machanのご指摘の通りバナーから入ると行革の情報は全部見れます。

私も審議委員の端くれだったのですが、この情報公開については委員の総意でもあり、また7名の市からの出向を含む事務局員の功績です。特に市から出られた事務局長含む4名の方の仕事ぶりには頭が下がりました。

全部しっかり議事録が作られ、公開しました。

http://www.h-gyoukaku.jp/

また意見をあつめる「行革110番」を作り、非常に多くの市民の声を議事に反映できたと思います。

「まちなかドキドキ作戦」の方は説明はあるのですが、特に必要そうな破産直後の議事録が検索しても見つかりません。

トップがその気になれば情報公開は一気に進むはずなのですが・・。

またご意見お願いします。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年02月06日 07:38
       広報の問題

 広報の問題は官と民で別けて考えなければならないと思います。

 役所(公的機関)の広報は不十分であり、不親切であるどころか、真実を意図的に隠すようにやっていると思われます。

 例えば、昨年11月5日の広報「はままつ」における「職員給与のあらまし」(正式には、「人事行政の運営などの状況」という意味の分かりにくい名前が付いています)を見てみますと、必要部分だけ書き出しますと次のようになっています。

 職員数  5679人
 給与総額 377億3048万8000円
 平均給与 664万4000円(前年比 23万6000円減)

 こう書かれると、「随分減額したな」と思う市民もいるかもしれません。しかし、真実は違います。どこにごまかしがあるかと言いますと、「前年比」の部分です。これは旧浜松市の職員の前年の平均給与と比較しての話です。新市の職員の前年比ではありません。


 平成17年の途中で合併しましたから、前年と比べることは難しいし、あまり意味がありません。2年前と比較しなければなりません。

 2年前、12市町村の合計は次の通りでした。

 職員数  5749人
 給与総額 370億6610万
 平均給与(市町村によって違い、最低が佐久間町の
330万円で、最高が浜松市の698万円です)

 これと比べると、上の数字は、職員数で70人減りましたが、給与総額は約 6億6000万円増えたことが分かります。

 では、このような事をしている市役所ないし市長ないし公的団体に対して、我々はどうしたら好いのでしょうか。

 第1は、もっと本当の情報公開をしろ、と要求することです。しかし、これは首長が代わらなければ実現しないでしょう。

 第2は、自分(たち)で「カウンター・ホームページ」を作って、そこに本当の事を分かりやすく発表することです。

 私は以前からこの「第2」を提唱してきましたが、賛成し、実行してくれる人(たち)が出てこないようです(私は知りません)。

 昨年の秋に、ブログでも年月日を頁数として使えば、簡単なホームページなら作れるということを「発見」(少し大げさ)し、得意になり、「浜松市役所の真ホームページ」を作っています。

 その前提として知っておいてほしい事は、役所などは、進んで発表する情報のほかに、「質問すれば出してくれる情報」も沢山あるということです。

 先の2年前の12市町村の給与の合計は、2004年12月末の鈴木修氏の新聞意見広告で問題点に気づいた私が(当時、自治会長でした)、各役場に電話取材して得た情報です。

 その他、1年半余り前に浜松市民になって以来、私は数十回もの質問や意見を市長、広報課、教育長、県、県教育長、学校長に送りましたが、その経験にもとづいても、これは言えます。

 私見では、カウンター・ホームページを作ることは議員の義務ではないかとすら思います。

 しかし、それはそれとして要求していくとしても、市民が独自に作る事も必要でしょう。更に、市役所や県庁についてだけでなく、学校や教育委員会についてのそれも必要です。

 最近、教育委員会の「外部評価」とやらが制度化されるとか聞きますが、そういうごまかしに期待しないで、市民が独自に作って、教委についても学校についても実態を明らかにし、改善要求をしていくことが肝心だと思います。

 大学生にその種のサークルを作ってもらい、市民が少しお金を出してそれを支えるといんうような試みもあっていいと思います。そうすれば学生の意識も向上するでしょう。

 最後に、このような真実追求で大切な事は、第1に長期間にわたって継続して調査することであり、第2に広く関連している事項を関連させて考えることです。こうすると、入手した事実の理解の仕方も深まると思います。

 これらの目的にとってホームページにまとめてゆくということは最適な手段の1つでしょう。
Posted by 牧野 紀之 at 2007年02月06日 13:48
やはり、浜松市HPから、いろいろ資料を取ろうと思っても普通の人は資料までたどり着けません。私も、時々調べますが途中であきらめてしまうときがあります。見られたくないのか、見せたくないのか意図的ではないかと思ってしまいます。もっと身近に情報公開は行われなければ意味はないのではないでしょうか。
Posted by ジャスミン at 2007年02月07日 01:06
★牧野先生コメント有難うございます。

平均給与664万円ってすごいですね。

日本の平均が400万円くらいだから、公務員への優遇がしっかり見えますね。

小泉さんが総理になってから、非正規雇用が日本の前雇用の3分の1になったそうです。非正規雇用の平均給与は数字としては良くわからないのですが、先日テレビ番組でみたワーキングプアーの生活は月の収入8万円でした。

格差是正が必要ですね。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年02月07日 08:26
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
広報崩壊
    コメント(7)