中心市街地の今

<第8回>  ☆★☆ 中心市街地の今 ☆★☆

今回のテーマは『中心市街地の今』です。色々な意味で浜松が壊れてる例の一つが中心市街地です。

★松菱崩壊の前夜★

2001年11月14日に浜松の老舗デパートの松菱が倒産しました。以前、変動の時期にはトップ責任が8割というお話しをしましたが、松菱も例外ではありません。また松菱の崩壊の前に手をこまねいていた浜松のトップの責任も大きいと思います。まさに上が壊れていると思います。

中心市街地の今

倒産前の経営陣のしたことは、友の会の預かり金の使い込みです。そして給与や外注さんへの支払い日15日の直前での計画倒産です。何をかいわんやです。直前に松菱商品券が色々なところで使われたといううわさが本当かどうかわかりませんが、自己保全の本能は強く、顧客、社員、取引先ひいては町への責任感の欠如を感じざるを得ません。少なくとも友の会の会費流用は何故詐欺罪で訴えられないのかとも思います。

西の方のデパートからの支援の話しもあったようですが、経営トップはそれを選びませんでした。その後経営者の一族の影も形もないところを見ると、何らかの理由で、企業の存続ではなく、一族保全に適した方法を選んだのだと思います。

そんな経営の会社でも、浜松の顔であるデパートの閉鎖ということを考えれば、市からの支援があってしかるべきでしょう。レールに乗った再開発などでは『主導的立場』をとるのですが、上手く行かない時の危機管理、危機対応のノウハウはないのでしょうか。

企業経営ではいつでも「マサカ・・」があります。

そんなことの無い様に、いつもトップは自分の目でモノを見、多くの人の意見に耳を傾ける必要があります。自分を持ち上げ、お世辞を言う人ではなく、苦言に対しての真摯な対応こそが危機管理の秘訣だと思います。

行革審での提言には「重箱の隅をつついている」という批判を頂きました。重箱の隅なら、すぐに対応し、それ以上のコストカットをするのがトップだと思います。苦言に耳を塞いでいては、いつ浜松全体が松菱デパートになってしまうか・・と心配になります。提言の中の大事なところは「重く受け止め、軽く無視」されました。

だからこそ今「新しい市政を」なのです。

次回のテーマは浜松崩壊の第3弾として☆★☆ 松菱その後 ☆★☆にしたいと思います。

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