行革の秘訣

<第189回>  ☆★☆ 行革の秘訣 ☆★☆
カテゴリー2 静岡今・これから

★第一は行財政改革です。
ということで、行財政改革の秘訣を語ってみたいと思います。浜松市の委員として、4年間、多分800時間くらいを審議会の活動に使いました。良かったのは、スズキの会長をトップに、委員が本気で取り組んだことです。さらに良かったのは、自分が委員長ではないため、冷静にボスの行動を学び、周りの反応もしっかり見ながら進めることができたことだと思います。

行革審議会の成功の秘訣をいくつか見つけました。

それ以上に解ったのは、審議会だけでは無理なことです。行革全体の秘訣としては、3段階の組み合わせが必要だと実感しました。

★第一ステップの行革審議会の影響は・・・
行革という、チェック機能、本来は議会の仕事のはず。審議会が活躍し、マスコミに大きく取り上げられたことにより、議員さんたちが本気になりました。静岡県の場合も注目度の高いメンバーで審議会を公開で実施し、テレビ、新聞、ネット、広報誌で情報の開示をします。それで県会議員さんの本気度もさらに高まります。

★次の第二ステップは事業仕分け(どちらが先でもいいですが)
行革審議会はあくまで森を見る仕事です。大局着眼で、大きく、人・物・金・仕組みを見直していきます。ただし、これには限界があるので、木をみる仕事として、静岡県でも実施された「事業仕分け」も必要です。ただ、これにも限界があります。それは次回述べたいと思います。

★第3ステップでは県庁の職員自身による改善提案活動が必要です
行革に事務局や説明に参加した職員の方々には、かなりきついことを要求しました。でも、民間では当たり前のことばかりでした。つまり、行革審の影響が実際に仕事をする職員にカルチャーショックを与え、その意識の元で、自分たちからの行革を行うのが最後に必要です。給与に上乗せの報償金は難しいかもしれませんが、そんな仕組みで改善活動ができれば、無駄はもっとなくなると思います。

★第一ステップの行革審議会についての秘訣をまとめました
①委員長と委員に適材を
②事務局に適材を
③常にプッシュとプルの情報公開を

浜松行革の成功について、①は良くいわれます。

実は②も大きかったと思います。事務局は市と民間からの混声部隊です。初代事務局長には役人ぽくない剛腕のOGS氏、4か月だけでしたが二代目にはきわめて能吏のOSD氏が就任し、活躍されました。

③は浜松テレビ(ケーブルテレビ)と独自のホームページと行革110番と印刷物です。

最後に、一番の行革の必要条件はデジタル化かもしれません。CIOのいる役所といない役所では歴然とした差がでるはずです。ITがなければ、オフィスオートメーションもファクトリーオートメーションもありえなかったことを見れば明らかだと思います。静岡県にはCIO補佐官はいるのでしょうか。


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