やっぱ良かった

<第83回>  ☆★☆ やっぱ良かった ☆★☆

★少し前のこのブログで「浜松に少しがっかり」と書きました。
折角市長が変わったのに、あんまり変化が見られないので、「何のために頑張ったんだろう・・」という気持ちが大きくなり始めていました。

バット、BUT、ばっと・・でした。

★平成20年度予算をみて、やっと安心
田口さんのブログを参考に少しコメントしてみました。
http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/

★やっと康友さんらしい思いが予算の中に表われています。
・こども第一主義にかかる予算は約30億円の増額です。
・30人学級は、来年度は5校で試行されます。
・支援員制度」も充実しとりわけ「理科支援員」を40人増員
・外国人就学サポーターは増えますが、田口さん指摘のようにまだ足りません。
・時給を1200円に引き上げも良いですね。
・浜松教師塾15塾程度ということで、動き始めました。

★一番のホームランが繰り上げ償還ですね。
225億円の繰り上げ償還は浜松と日本全体の将来に明るい希望を示してくれたと思います。補助金の見直しもいい感じです。行革審の指摘目標5%を上回る9.1%です。(田口さんのブログを引用)

学校給食の民間委託もいいですね。

★少しだけ苦言を呈すれば・・
組織変更が小さかったことでしょうか。前回のブログでは現行区割りの見直しの必要性を言いました。もう一つの見直すべき大きな項目が、区と本庁の業務分担の見直しです。それには現行業務のたな卸し(どの業務をどれくらいの人が行い、その実務量を明確にすること)をし、「見える化」をする必要があります。その上で、市民にわかりやすい、組織構成と業務区分の割り当てが必要だと思っています。それを実行するための、組織改変部門の強化が必要だと思いました。

★もう一つは現在の「計画書」と「委員会委員」の見直しです。
「ばら色の合併と政令市」という誤解を原点に作り上げた各種計画書(特に長期戦略)の見直しは急務です。楽観論を原点に市政をされては、新市長誕生への市民の期待は裏切られてしまいます。
「本気で生き残るための市政」という意識を持った人を集めて、委員会は再編成するべきだし、計画書もゼロベースで見直す必要があると思っています。

未だに計画書の中に「クラスター型」という言葉や、「コンパクトシティ」という流行語が使われているようです。表紙だけ変えても駄目だと思います。

ゴメンナサイ。最後は辛口でしたね。


この記事へのコメント
スピード的には若干不満はありますが、
「確実に浜松は良くなっている」
という気持ちを持つことが出来ています。

市当局の方々に対しては、「ありがとう」という気持ちと「悪いけど、もっとがんばって」という気持ち両方を持っています。

国政がもっと何とかならないかなー、と感じている今日この頃です。
Posted by 白あん at 2008年02月19日 23:16
★本当に良くなっている実感ってありますね。
もともと市の方は能力もあり、真面目なので、方向さえあっていれば、いい結果がでると思っています。少し楽観主義の性善説ですが・・。

★ただ、記事で話したように「計画書」と「委員会」については前の路線が多い・・
放っておくと、一生懸命やる方々の成果が悪い方に結実してしまいそうで、心配しています。

きるべきハンドルは思いきり切って、踏むべき時には、しっかりブレーキは踏んで欲しいですね。康友市長の蛮勇に期待しています。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年02月21日 10:10
秋山さんって この前初めて CATV画面から行革審道中の発言なさってる姿から知りました。 正義・義侠心からでしょうが 素的ですよ!。地を這いつくばって毎日を やっと生きてる自分には お立場を覗き視て聴いて 拍手喝采です。PC初心者、幼馴染の指導により このページも知りました。とにかく浜松市を良くして下さい。悪すぎますし識者は多いのに、なんで節操ない無駄を見過ごしてきたんでしょうか?。賢い人(企業)は出て行きますって・・、市中心部だって閑古鳥になるは当然・・素人でも見通せてたんだから、エライ人達だって当然分かってた。

やっと、当たり前の組織 行革審できて、修 会長始め 秋山さんみたいな bitter commentatorも おられ、市長も代わって市も変化するでしょうね?・・良い方に!・・・。

事情あって5年前に移ってきました。所帯困窮見込み者だし加齢もあって スグ 民生委員の来訪もあり精神的支え等、ご配慮もありました。この浜松市は200年経っても変わらない!・・と申し上げたら 『そんな淋しいこと言わないで!・・』 でした。その後 合併は実現、したが
広い市となったが 明るい vision が見えてきません。
コトあるごとに その民生委員の方などを通じて自分なりの想いを発信し続けました。住ませていただいた感謝と代弁して頂きたかった為です。

審議会で皆様が望まれ発信されてる事柄は大変貴重で改革のスピードを求められているのが 自分達にとっも大変重要な 想い なんです。家計に例えれば良くわかります。<他人の金で 自分の痛みは無いから遅々としてるんでしょうネ!。

前置きが長くなりましたが、ドラマなどで よくあるpattern,
危機・緊急場面になると 、遠い昔の 嵐寛演じる鞍馬天狗じゃあないが 審議会の皆様・・とりわけ秋山さんの意見は貴重であります。心から応援・・yell を贈り続けております。・・・勝手にですが、健康に留意され どうか頑張ってください。
(幼馴染は 食品会社の取締りを定年退職、ほぼ定期的に情報交換していますが 秋山さんって社長さんなんですね、Tーシャツ姿・・どおりで お元気だと思いました)
                                合掌 
Posted by 高森 義之 at 2008年03月04日 12:22
  C-04、丸投げ市長

 私の質問にようやく返事が来ました。

     記(質問)

鈴木市長殿

 01、催促
 先日、天竜区役所の改築の件で、地域振興課の返事の中の「観光資源にするつもりはありません」という文言についての市長の考えを聞きましたが、返事がありません。返事を下さい。北脇市長時代には返事がないということはありませんでした。

 02、質問1
 その後、天竜区役所の改築問題について考えがまとまりましたので、提案します。この案を市長はどう思いますか。お返事下さい。

     提案(天竜区全体を藤森美術館にする)

 天竜区役所のすぐ近くに秋野不矩美術館があります。これは建築史家の東大教授・藤森照信氏の設計になるもので、天竜杉をふんだんに使い、漆喰で壁を仕上げた建物でしっとりとした味のあるものです。氏は今では建築設計家としても仕事をし、かなりの実績を残しているようです。

 何の因縁か知りませんが、ともかくこうして天竜区は藤森氏と縁ができたのです。ですから、今度の区役所も藤森氏に設計を頼むべきだと思います(第1案)。そうすれば、秋野不矩美術館とのつながりも考えに入れたユニークな案を出してくれると思います。

 第2案として、更に、天竜区の公共の建物等は(たとえば橋などでも)今後は原則として藤森氏に設計を頼むと決めるといいと思います。そうすると、その建物が増えてきた時、天竜区は藤森建築の野外美術館になると思います(西伊豆の松崎町は長八美術館の設計で関係の出来た建築設計家に他のものも頼んでいるようです)。

 これを天竜区の売り物にするのです。藤森建築の数が増えるに連れて、観光資源としての価値も高まり、きっと元が取れるようになると思います。もちろん地元の人々の努力も大切ですが、藤森建築がその中心になってくれると思います。天竜区を天竜杉と文化の香りのする区にしたいものです。

 第3案。鈴木市長は「1つの浜松」をスローガンにしていますが、具体化していません。天竜区だけは人口が減りつづけていますし、他区でも、役場の機能が縮小した所では、回りも寂しくなっています。

 本当に「1つの浜松」を目指すならば、1度立ち止まって、浜松市全体を1つの彫刻作品と考えた案を1流の建築家に作ってもらう必要があると思います。そうでないと、今後もその場その場で全体を無視した建物や施設が作られると思います。これでは観光資源にならないと思います(東ふれあい公園や野口公園がその悪い例です)。

 札幌市で今や大人気スポットとなっていますモエレ沼公園はイサム・ノグチ氏が設計しましたが、氏は公園全体を1つの彫刻にするという発想だったそうです。

 浜松市はもっと大きな発想をしようではありませんか。(以上の提案に対する市長の考えを求めます)

 03、質問2
 市長は秋山雅弘さんのブログ「新しい市政をつくる会」を読んでいますか。

 よろしく。2008年02月11日

        記(市長からの回答)

 メール拝見しました。このことについて、以下のとおり考えております。

 今後ともよろしくお願いいたします。浜松市長 鈴木 康友

 天竜区役所を観光資源にとのご意見をいただき、ありがとうございます。

 私は、区役所の建設について、まず区役所としての役割を果たすことを第一に、市民の利便性、防災拠点、機能的な事務スペースとするとともに、天竜区協議会から答申された地域材の活用などを含めて設計に反映させていきたいと考えております。

 また、今回ご提案いただいた「一流の建築家に設計を依頼し、天竜区全体を野外美術館に」との地域振興策は、貴重なご意見でございますが、実現は難しく、現状ではそのような考えは持っておりません。

 限られた財源の中での区役所整備となりますので、先に申し上げた機能を備え、市民から親しまれる施設を考えていることから、前回、「区役所を観光資源とする考えはもっていない。」と回答いたしました

 なお、天竜区の振興につきましては、平成20年度から「元気な田舎づくり調査研究事業」として、中山間地域を調査研究するなかで、活力ある地域の構築を検討してまいりますので、今後も、天竜区役所の整備にご理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 質問2のブログの件につきましては、以前から存じており、時々読んでおります。

 02月28日、浜松市 企画部 地域自治振興課

     感想

 地域振興課の回答がお粗末だから、市長の意見を聞きました。それなのにまたまた地域振興課に丸投げしました。

 北脇前市長にも土屋教育長を選んだ任命責任を問うたことがありました。北脇市長(当時)はそれを教育委員会に丸投げしようとしました。私が、「日本語の意味が分からないのか」と言って、本人からの「お粗末な」返事をもらいました。

 鈴木市長にも同じことを言う気力はもうありません。

 慶応大学バンザーイ。松下政経塾バンザーイ。技術と文化の世界都市バンザーイ。
Posted by 牧野 紀之 at 2008年03月05日 13:07
★高森さんコメント有難うございます。
行革審やりながら、「辛口メント」を担当しているため、見ている人からは嫌われるだろうな・・と思って、覚悟してやっています。高森さんのようなコメントをいただけると、力が沸いてきます。

★今が良いと満足していたら・・
何も変えられない、変わらないと思っていますので、なるべく冷静に、論理的に、科学的に考え、伝えようとしています。ただし、つい持ち時間の短さから「ぶっきら棒」な言い方になったり、時々熱くなりすぎます。

そんなときは是非このブログで「注意・注文」をつけていただければと思っています。

今後ともよろしくお願いします。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年03月07日 01:21
★牧野さんからのコメントC-04・・
天竜区役所の案は、本当に面白いと思います。私自身も高校時代世界史でロマネスクやゴシック建築に触れ、建築家を目指した時期があるため、建築には非常に興味があります。

秋野不矩美術館には残念ながら、まだ足を運んだことがないのですが、建築史家の東大教授・藤森照信氏の設計、天竜杉と漆喰で壁を仕上げたしっとりとした味のある建物と聞くだけで、人を呼べますよね。

東京都庁が出来たとき、個人的には「無駄遣いで変な建物を作ってしまった」と思いました。しばらくするとユニークさは際立ち、東京のビル群の中で、面白い存在感を出しています。周りに反対はあったと思いますが、その時の知事の先見性と勇気には脱帽です。

★一方で、康友市長の苦労・・
も判ります。牧野さんの直球に、手を出したいと思いながら、空振りの可能性を恐れて、敢えて見送ってるような気もします。

★市長が今やるべき優先順位には・・
コストカットと福祉の充実があります。最終的には人を呼べる区役所、憩える区役所、歴史にのこる建築物は、市民へのサービス向上にも観光資源にもなる・・と思っていても、今の段階ではまだまだ、新社長として、取締役会や社員や、お客様と株主の同意を得にくいと思う提案(ボール)に手を出して、ヒットやホームランを打つのが難しいように見えます。

★私も会社を経営していますが・・
自分から何かを提案するときは、なるべく反対されないような工夫・修正や根回しをします。よく「他の取締役が全員反対したのに、社長だけが思いを持って実行して成功した」事例が本などで出ますが、あくまで例外だと思っています。天才の経営者でも打率10割は打てないので、やはり3割が限界だと思います。貴重な批判を聞きながら、打率を上げる努力をします。

★今は、機能とコストを優先して・・
という方針で進めざるを得ないのが、実情だと思います。市長の「ご理解を」という言葉ににじみ出ているようです。

そこで・・『市長が打ちやすい球』を投げれば・・と思いました。今日は時間がないのでこれで終わりますが、少しアイデアをまとめて見ます。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年03月07日 01:54
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