行革審#6

<第82回>  ☆★☆ 行革審#6 ☆★☆

★一昨日は第二次行革審、何と6回目の公開審議会でした
事前のご案内もできず申し訳ありませんでした。

★かいつまんで内容をご紹介
今回のテーマは「区」でした。ということで、地域自治担当部長の市川さんから、「区制度」「浜松市の区」「区の課題」等の説明をいただきました。続いて、各区の区長さんから夫々「区役所運営の課題」の説明をしていただき、現状がよく見えたのが前半でした。

★部長も区長も真面目に本気で取組んでいるのを実感できました。
バット、BUT、ばっと・・でした。どうも「本庁と区役所の役割分担」が判りずらく、区長さんご自身もそのあたりは大きな課題と感じているようでした。また、委員から質問の出た「区役所、地域自治センター、市民サービスセンターの役割分担について」も全市としての統一感がなく、決して「一つの浜松」「ワンストップ」「住民の便利さを重視」という掛け声どおりではないのが、判ってきました。

★根本は拙速な合併と7つの区割りという原点の失敗です。
今更合併を戻したり、政令市を返上するわけには行かないので、秋山流解決策をお話ししたいと思います。

行革審#6

★まずは区割り見直しを・・
会場でも説明したのですが、浜松は3区程度が一番歴史、地形に合っています。つまり中、東、南、西区をまとめて新南区に。北区と浜北区を併せて新北区に、残りが天竜区です。理由は簡単で、新南区は最大の人口で最小の面積、新北区は中間の人口と面積、天竜区は最大の面積と最小の人口です。産業も統一感があり、それなら、3つの区で独自の街づくりも可能です。

★区割り見直しは浜松の最優先課題・・
全市一体の道路、交通機関を含むサービスは「一つの浜松」とし、産業振興、地域イベントなどは、3つの大きな区毎に独立性を持って進めれば、区長さんもやりがいがありますよね。市会議員の方々にも「浜松市最優先の課題」として取組んでいただければと思います。今の区割りが長くなれば長いほど、改革が遅れ、効率の悪い行政が蔓延します。浜松の危機です。

★業務仕分けと役割見直しは区割りを直した後で十分です。
区毎の専門性の高い仕事も十分できるし、現在の矛盾は解消できます。そのためには、1にも2にも区割りと本庁内組織見直しのための「組織」をつくり、適材を十分投入するべきだと思います。第一次の提言にも区割り見直しは入っているはずです。

まだまだ語りつくせないので、続きは次回に。


この記事へのコメント
行革審を傍聴しました。各区長の報告を聞いているとどうもよく分かりません。話の中が具体性に欠けだから今はどうなの?というところが中区の区長が区役所の問題点を言われただけで他の区はパンフレットどおりの内容と同じでした。やはりあれだけの本庁の方々が見えていると気を使われたのでしょうか。市民のためといいながら中央を見ている様子が伺われました。
区割りについても今まで例えば南区の可美地区は浜名郡として雄踏舞阪と同じでしたが、生活圏が切られているように感じます。非常に無理がある区割りであると誰もが感じているものです。区役所に行くにも駅までバスや電車で出て乗換えで行く事になり、せめて区役所には乗り換えなしでいける場所でなくては高齢者が足を運べません。それよりも必要なのかという事です。市民センターをもっと充実させた方がよっぽど市民が使いやすいと思います。三区が生活圏から見ると限度と感じます。
質疑応答で、今回市民のためと本庁の方の回答がありますが、現実どうなのでしょうか。時々?と思うことがあります。現場を知らない・市民の声でなく机上論で片付けているように受け取れます。
例えば、市民協働ということ、話によると人事部では市の職員はNPOの一会員として活動をしても良いが、理事にはなっていけないという事に春からしようとしていると聞いています。(これは確認していただきたいと思いますが)一市民として市民活動をしていく事を抑えようとしています。地方公務員法ではNPO活動で理事になり価値どうする事を禁じてはいないはずです。
一例を挙げましたが、改革使用としているのではなく、やめよう抑えようやらせないようにしようというようにしか見えません。これが職員の「小さな市役所」なのかという事なのでしょうか。
長く書いてしまいましたが、簡単な感想です。
Posted by ジャスミン at 2008年02月18日 00:33
★ジャスミンさん 行革審聴いていただきありがとうございました。
各区長の報告については、本当に奥歯にものの挟まったような、判りにくいところが多かったと思います。皆一生懸命やろうとしているのに、少し空回りという感じですよね。原因は、区割りと本庁との役割分担の検討が不十分で拙速な決定だった・・ということです。

★区長が努力すればするほど、「一つの浜松」から離れてしまう・・
という矛盾を、区長の口からは言えないと思うので、このブログでも大声で言っています。マスコミにのらないので、全市民の共通認識にならないのが残念ですが。

> 非常に無理がある区割りであると誰もが感じている・・
この理由も明らかで、科学を使っていないからだと思います。夫々の区民がどれくらい時間がかかるかについては、コンピュータで処理すれば簡単に出すことができます。区役所に到達するまでのの平均所要時間と最長時間を計算して、区役所の最適所在地を考えたり、区割りを見直すような発想がなかったからだと思います。

> 市民のためと本庁の方の回答がありますが、現実どうなの?
職員が「市民のため・」と口にするとき、本人の意識としては嘘を言っているとは思ってないですよね。『意識』については、真実です。ただし、それが「本当に市民のためになっているか」という『現実』については、ご指摘の通り??です。それは市の職員に『検証』という習慣がついていないために、市民の体感とずれがあるんだと思います。区役所との距離はその典型だと思います。シミュレーションという手法で、現実の検証ができるのに、していない・・のが今の問題の本質だと思います。

★★康友市長に是非誰か伝えてください。★★

> NPOの・・理事にはなっていけない
というのは仕方ないかもしれません。全面的に禁止するのが拙ければ、一つの方法として「補助をもらっているNPOの理事にはなれない」という条件があれば、少し改善できますが、NPOに対する許認可に関わることのできる市の職員が許認可を受ける側の理事になるのは、やはりなかなか難しいと思います。これも「許認可を担当する部署の職員は、それに関わるNPOの理事になれない」という限定もできますが、庁内での影響力や異動などのタイミングを考えると公平性のためには止むを得ないように感じました。どうでしょうか。

感想レベルのお返事でゴメンナサイ。ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年02月18日 05:22
私もこの3区案、いいと思います。
(自身も過去に東南西中は一つで良いと発言してます)

区割りの失敗?の責任は主に議会と市民にあるのではと思います。(市民は残念ながら関心が無い人が多数です)
きつい言い方をさせてもらうと、市(行政)には責任が無いというより「能力(想像力)が無かった」のではないかと思っています。

もう少し現行で様子を見てから、は、いろんな無駄を作ってしまいそうなので反対です。○○区プレート、マップ等数千万単位の支出が予定されてるようです。無駄になる可能性があるなら、出来れば「待った」をかけたいものですね。

私見ですが、区役所が出来て不便になったと言う声は聞きますが、区役所が出来て便利になったという声はまだ聞いたことがありません。(旧浜松市です)

「過ちを改めざる これを過ちという」

ですよね。
Posted by 白あん at 2008年02月28日 23:21
★そうなんです。
区役所が一生懸命仕事をするのはいいのですが、一つの浜松ではなく、一つの○○区を作る仕事になりがちですよね。

★行革審の中でも
区割りの見直しは重要なテーマでした。新康友市政では、市民の声がなければ、なかなか取り組みにくいテーマなので、皆で市のホームページに意見として登録していくのが一番の早道だと思っています。
ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年03月07日 01:06
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