反・脱・卒原発

秋山雅弘

2012年12月13日 06:00

第335回 反・脱・卒原発
カテゴリー1 日本の未来
カテゴリー8 原発について

今回は二つのカテゴリーにまたがって書きたいと思います。

反原発、脱原発、卒原発と原発推進の4つが混在する今回の衆議院選挙です。そこで、どんな違いがあるか考えてみました。

★反原発
おそらく、昔から原発に反対されてきた方には何通りかのグループがあると思います。

①科学技術に詳しく、原発の恐ろしさ、制御不能を知っていた人達

②あまり知識はないが、心情的に、命を守る意識が高く、我慢をしても原発は止めようと思っていた人達

③原発の技術が原爆に繋がるため、平和の意識から反対していた人達

★脱原発
こちらも二つあると思います。

④本人自身が「原発は経済性が高く、原発を辞めると日本の国力が下がる」と懸念しているか、そう思っている人達が支持基盤に多いため、本音は「原発推進」だが、選挙があるため「30年代後半までに脱原発」とか、「脱原発を目指して議論しなくてはいけない」などとごまかしている人達

⑤3・11までは、本気で原発のことを考えていなかったが、その後、「過ちを改むるに憚ることなかれ」と気づき、「即時原発停止」、「再稼働反対」を訴え始めた人達

★卒原発
これは「日本未来の党」の主張で、多少判りにくいという批判があります。私の解説は・・。

⑥被災者をどう補償するか、今動いている原発の施設の処分と燃料処理をこの先どうするか、より理想的な発電、送電の分離の仕組みや、代替エネルギーとして、化石燃料依存を徐々に減らし、再生可能エネルギーに移行るかを考える意識・意思のある人達。

皆さんのご意見はどうでしょうか。

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