代表選総括①

秋山雅弘

2010年09月15日 05:30

<第268回>  ☆★☆ 代表選総括① ☆★☆
カテゴリー1 日本の未来

8月25日の告示から、本当に長い2週間でした。お疲れ様でした。

私個人としては、「最善の選択ではなく、次善の策」の結果でしたが、少なくとも411人の選良の中から、206人(50.1%)の議員が菅総理を選んだのは事実です。是非、日本国民の生活を第一に国益にかなう政治を心掛けてもらいたいと思います。

といっても、新聞の言う「圧勝:721P対491P」という誇大(過大)表現に、国民が騙されることの無いよう、ブログではしっかり本当の数字を伝えていきたいと思います。

★まず国会議員について・・
マスコミの2年以上に及ぶ「小沢=悪」という図式で、ありもしない「政治とカネ」のネガティブキャンペーンがあったにも関わらす小沢さん支持が200人(48.7%)もいたことは画期的だと思います。

★細野豪志さんがテレビで・・
「民意は菅さんですが・・」という誘導質問をした時、「政治家とは自分の目で見たもの、耳で聞いたものから、自分で判断する。そういう人種なんです」とはっきり言いました。流石の政治家、頼れる若きリーダーだと思いました。

飛行機の都合で戻れなかった横路さんは、完全に小沢さんですので、加えると201人(48.9%)、棄権された人も加えると205人(49.9%)の人が「菅総理、NO!」と言っているのが真実です。

マスコミさんは、こうは書かないだろうな(笑)。「内閣のほとんどと党の執行部を全部押さえた菅」さんが、この結果ですから、菅さんの選挙対策は、前回の参議院選挙に引き続き、あまり能力を発揮できなかったとも言えますね。

★次に地方議員票について解説します・・
総数は2382人の内、菅さんに1360人(56.7%)、小沢さんに927人(38.9%)という結果です。これをドント方式で計算すると60P対40Pになります。投票数が2287なので投票率は96%です。菅さんになってもらいたかった人は総数で割合をとると、57.0%になります。「菅総理、NO!」は47.0%しかいません。結構いいですね。完全に過半数です(笑)。

★党員・サポーターについては
総数343,394人の内、投票数は229,030(投票率66.7%)で、菅さんに137,998人(60.2%)、小沢さんに90,194人(39.3%)という結果です。これについては小選挙区300ごとに勝ち負けを決めるため、最終ポイントとしては249P(83%)対51P(17%)になります。これも総数で割合をとると40.1%ですから、「菅総理、NO!」は59,9%に跳ね上がります。

★ネット世論と新聞世論・・
ネットでは、各サイトで異なりますが、大体小沢さん支持が75%、菅さんが25%が適当な数字だと思います。新聞テレビの電話調査は逆で菅さん支持が75%、小沢さんが25%でしょうか。ここには民主党が嫌いな人の意見もあるので、そのほとんどは菅さんに流れたと思います。50%が反民主とすると、生では菅さんVS小沢さんは50:50(フィフティフィフティ)かもしれません。

★全部の比較で何かが解る・・
では今までの数字を立てに並べてに比較してみたいと思います。失礼ですが、今回は「菅総理、NO!」
比率でやってみます。有効数字2桁で、四捨五入です。参考に菅さん支持を()に入れます。
菅総理NO (菅さん支持)
①ネット世論 75% (25%)
②国会議員 50% (50%)
③県会議員 40% (57%)
④党員・サポーター 60% (40%)
⑤新聞・テレビ世論 25% (75%)

少し長くなったので、上の数字への感想は次回にします。

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