グランドデザイン

<第58回>  ☆★☆ 第58回 グランドデザイン ☆★☆
★何か変だな~
いつの間にか申請され、国から認定されてしまった「中心市街地活性化基本計画」って、何か変だな・・と思っています。ZAZAも松菱の駐車場ビルも、東街区も再開発です。問題多々あり、まだ途中です。結論も問題解決もできていない状況で、また計画ですか。屋上屋を重ねる計画ですが、最初の青写真はあったのでしょうか。150ヘクタールのエリアですから、およそ1.5キロ×1キロの範囲です。

グランドデザイン
<記事の中の地図>

記事の地図で見るとおり、六間道路、市役所前、駅南のロイヤルホストの通り、馬込川で囲まれた範囲のようですが、なぜか一番開発が遅れている科学館のエリアが、対象からすっぽり抜けています。

グランドデザイン
<アクト21階から真下を見ると>

★駅南開発をすると・・
上の写真の寂しいあたりに科学館だけでなく、産業博物館や、美術館を持ってくるとどうでしょうか。文教文化地区ができます。賛否両論でしょうが、防音を科学技術で実現し、オートレースが来たらエンターテイメント地域ができます。ギャンブル性を少し排除し、大人から子供まで楽しめる場所ができないでしょうか。できれば自分でコースを走れるようにして、オートバイ博物館を併設すれば、全国からオートバイ好きが集まると思います。

★駅から歩ける絶好の場所に・・
安全に楽しめる、歩ける、憩いの場所が出来上がります。新幹線の南北で分離されている不具合は、東駅ビルをつくり、新幹線在来線からの東出口を作ります。結果として、アクトへのアクセスがよくなり、アクトから北に抜ける人通りができれば、東街区そのものの再々開発が、補助金なしで、民の企画で行われると思います。

★官のやるべきことは・・
市民の叡智を結集し、グランドデザインを創り、お金は道路や、土地の区画、緑地、広場などのインフラ構築に限定し、特定の企業への補助や、建物にお金をつぎ込むことを、是非自戒して欲しいと思います。ZAZAとフォルテの教訓を活かして・・。

やっぱり硬い話になりすぎましたね。ごめんなさい。
激論、ご意見お待ちしています。ではでは。


この記事へのコメント
「中心市街地活性化基本計画」ダウンロードしてざっと読みました。
「まちなかドキドキ作戦!!」の議事録も読みました。
それからココ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/chukatu/nintei.html
に【これまでに認定された中心市街地活性化基本計画】
というのがあったのでいくつかめくってみました。

感想としては、「悪くない。けど、ものたりない。」て感じです。この基本計画はどこかに雛形のようなものがあって基本的に作られ方はどこも差はないような気がしました。
それはある意味「スタンダード」あるいは「王道」としての安心感があって「みんな同じだから失敗しないよ」って気もするんですが、みんなして転ぶ可能性も否定はできないんじゃないかと・・・

一番気になるのは「なぜ衰退してるのか」の分析が非常に甘いことです。「平成13年に松菱が破綻して・・」が随所に出てきますが、本当にコレが原因で街中が寂しくなっちゃったんでしょうか?じゃあ、丸井はなぜ?西武はなぜ?松菱が破綻したら普通ザザは増えるんじゃないの?アクトはうまくいってると言えるの?と、すぐに思います。
松菱破綻は「原因」ではなく、「結果」だと思いますね、僕は。
また、大丸ができれば松菱破綻で減った分が返ってくると書かれていますが、そうは簡単じゃないだろうと思います。イオンや浜松プラザ、サンストリート浜北、アピタ浜北、への流出分を少し甘く見すぎているのでは?

「中心市街地の三つの目標像」というのが掲げられているんですがどうもイメージできませんね。
言葉を連ねるのは簡単ですが、具体性にとぼしい。書いてる人達にもイメージできてないんじゃないかという気がします。イメージできないものは実現できないと思います。
浜松型コンパクトシティってのはもっとわからないです。

とはいうものの、やはり大丸には来てほしいし、少なからず効果もあると思います。行政ができることは精一杯やっているんだなと少し安心もしました。
そもそもこれはお国に対する口上で、市民に向けて発せられたものでは無いですよね。
Posted by 内山淳平 at 2007年09月18日 01:42
内山さん、コメントありがとうございます。

★青森の基本計画・・
大変面白いと思います。インナー/ミッド/アウターの三つのエリア分け、約1.2平方キロのインナー・シティを4つのゾーン分け、さらに7つの特徴のある核にしています。最初の10ページくらいを読んで、非常にしっかり組まれた計画だと感じました。

★コンパクトシティの意味・・
青森は除排雪費用などのコストが大きいため、中心に集まって欲しい・・という明確な理由の上での「コンパクトシティ」です。内山さんのコメントにあるように、浜松型コンパクト、何でそうしたいのでしょうか。青森の中身を読まずに、30万都市の青森を下敷きに基本計画を作ったように感じました。

> 松菱は「原因」ではなく、「結果」です。
私もその通りだと思います。本当の原因の分析ができていない状態で、新しい基本計画・・といわれても「何だかなぁ~」としか言いようがありません。

★大丸の話も「手段」が「目的」と混同されています。
まるで大丸を呼ぶことが、当面の市役所の最大の目的のように見えます。康友さんが、本気で浜松のグランドデザインを作る前に、駆け込みで基本計画を作り、補助金を取ろうとしているかのようです。

「大丸」については、次か次の次くらいにテーマに
したいと考えています。乞うご期待です。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年09月18日 07:59
さっきのコメント、少し市の企画の人にはきつすぎる言葉だったように思います。こちらはまだ海外(ボローニャ)で、夜中なのですこしフレーム(炎の)メール風になってしまいました。

ただただ、市の方にお伝えしたいのは「基本計画をつくっちゃったし、認定されちゃったから、これで良い」ではなく、「しまったしまった。もう一回考えよう」と思ってもらいたいと思い、書きました。

問題と感じない人は、変革も改革も改善もできないと思っているので、自分で書いた計画をゼロから書き直すつもりで、一生懸命市民のために動いて欲しいと思っています。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年09月18日 08:04
◆「なぜ衰退してるのか」の分析が非常に甘い・・・
 
確かにそのように見えるかもしれません。
でも、その言葉自体が評論家に過ぎないのではないでしょうか。この問題は、これまで行政だけでなくいろいろな方が、多くの知恵と長い時間をかけて、取り組んできたもので、分析は十分にされていると思います。分析が甘いのではなく、それほど難しい問題だということです。
その証拠に、全国いたるところが同じ悩みを抱えていますが、活性化に成功した事例は、ほんの数例だけです。

◆原因か結果か

松菱は、原因でなく結果だと言うことですが、本当にそう言い切れるのでしょうか。
大型店の中心部からの撤退には、それぞれ理由があります。中心部が衰退したから途中で投げ出して出て行ったというのは、浜松ではあまり記憶がありません。

浜松市の中心部への大型店集積は、他都市よりも早く昭和40年代前半からだったと思います。
集積が早かった分、店舗の狭隘化・老朽化も早く、契約期間満了の頃には、時代に合わないサイズになってしまって、撤退せざるを得なかったと言う例が、一番多い理由だと思います。当然、郊外への大型店進出の流れが根底にあったことは言うまでもありませんが。

長崎屋、ニチイ、丸井などはいずれもそういう部類だろうと思います。

西武の撤退は、契約期限が過ぎて大幅なリニューアルが必要なときに、会社の経営が思わしくなくなり、新設したばかりの神戸店とともに浜松の撤退を決めたものです。中心部の衰退が直接の原因ではないと思っています。

さて、松菱ですが、平成13年11月に突然の自己破産となりました。これには、多くの浜松人が驚いたことと思います。昨日まで、しっかりと営業をしていた百貨店が、翌日には自己破産ですから、無理もありません。
しかし、この自己破産が、中心部衰退の結果だと断言できるでしょうか。

バブル期の過大な建設投資が、バブル崩壊により大きな負担となって経営を圧迫したこと、そして当時の経営者が経営能力によるところが大きかったと、私は思っています。

それぞれの大型店も松菱も、必ずしも中心部衰退の結果の撤退ではないと思います。結果として衰退を招いたことは事実ですが・・・・・・。
Posted by miburomiburo at 2007年09月18日 22:00
■その言葉自体が評論家に過ぎないのではないでしょうか

評論家ですらない、一市民ですが、それではだめですか?miburoさんの文脈には「これまで多くの専門家が十分分析したことを評論家が何を言ってるのか?」というニュアンスがあります。「十分な分析」の結果を僕達は知ることができるのでしょうか?もしそれが今回の「浜松市中心市街地活性化基本政策」であり、「都心再生戦略会議」であり、「浜松21世紀都市交通会議」であるならば、残念ながらその分析が十分だとは思えません。議事録の中に過去にワークショップや実験について述べられている部分がありますが、その内容を一般市民が知ることはできるのでしょうか?
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「旧活性化計画」の116事業のうち86%が実施されたのに、「結果」は「目標値」に至らなかったどころか「計画策定時」すら下回ってしまった。その原因は「松菱破綻」と「大型郊外店の進出」だ。
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という総括ですよね。だから早く大丸を、という。失敗の分析結果の第一に「松菱破綻という不測の事態が起こったから」を挙げるのは僕はやっぱり「甘い」、でなければ「ずるい」と思います。「松菱破綻」と「大型郊外店の進出」は外的要因なので、市には責任は無いと読み取れます。どちらにもなんらかの市の責任はあったでしょう。

■松菱は、原因でなく結果だと言うことですが、本当にそう言い切れるのでしょうか

結果か、原因か、スパッとどちらかに言い切ることは難しいと思います。「バブル期の過剰投資と経営能力の無さ」というのは衆目の一致した見解でしょう。それがなければおそらく松菱は今も持ちこたえていたと僕も思います。
Wikipediaの「松菱」の項目には
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西武百貨店浜松店や丸井浜松店の撤退で中心街が衰退傾向となったため、浜松市などの要請により、集客力回復のため新館を建設することになった。しかし松菱自体の集客も思わしくなく・・・・
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などと書かれています。丸井と西武の撤退は松菱新館のオープン後ですから、この解説を鵜呑みにはできませんが、浜松中心部の衰退傾向というのはずーっと前から、無論松菱破綻の前からあったと思っています。それは、僕自身の体験的感覚が根拠です。小さい頃は松菱の大衆食堂でホットケーキを食べたり、遠鉄名店ビルで漫画を読みながらバスの待ち時間をつぶしたり、西武のサテライトスタジオにアイドル(相本久美子!)を見に行ったりしましたからね。
原因ではなく結果だというのは、一個人の肌身の印象ですよ。


■時代に合わないサイズになってしまって、撤退せざるを得なかった

ということはすなわち、建て直して営業するほど旨みのある商圏じゃなかったということですよね。
ちなみに静岡の丸井はリニューアルしてるどころかAB2店舗あります。静岡には新静岡駅から静岡駅までの動線上に「新静岡センター」「FIVE-J(109)」「丸井A館・B館」「松坂屋本館・北館」がきっちり並び、どこも繁盛しています。この違いはなぜなんでしょう?
そういう根底にある浜松という都市の構造的な問題点に微塵も触れず、「大丸が来ればOK」という読みは危険じゃないのか?と僕は思うわけです。
しかも浜松は昔は静岡と同じような栄え方をしていました。なのになぜ今はこうなってしまったのか?その部分の「十分な分析」結果がどこかにあって、それに基づく今回の「浜松心市街地活性化基本政策」であるならば、ぜひそこを知りたいです。人為的な都市計画の判断に誤りは無かったのかどうかを。「PDCAサイクル」の視点が重要だって基本計画にも書いてありますよね。
Posted by 内山淳平 at 2007年09月19日 12:41
静岡という街は非常に良くできています。
新静岡駅の位置が絶妙です。JRとの距離を考えると、「浜松の方が浜松駅と新浜松駅が近くていいじゃん。」と思うかもしれません。しかし、新静岡駅は「県庁」「市役所」という都市の中核とJRのちょうど真ん中に位置しています。否が応でも人々が往来せずにはいられない構造の都市なのです。

「遠州病院前」⇔「中心市街部」⇔「浜松駅」という過去に存在していた都市のあり方を壊し、遠鉄を高架化しバスロータリーを整備し、「アクトシティ」⇔「東街区」⇔「浜松駅」という新しい都市空間を作り出そうという長期的な計画は「間違っている」とは僕は思っていません。
ここに至っている経緯として「長期的なビジョンに基づく都市計画の過渡期的状況」なのだと浜松市は判断しているのでしょうか?「中心部の衰退」は大きな声では言えないが折込済みなんだよ、というのが本音であるならばそれはそれで納得のしようもあるでしょう。だったら大丸の位置は、東街区に近い方がいいんじゃないの?なーんて思いますね。
浜松は人口こそ県下一でも、中心部に就業している人の人口比率は静岡とは比べ物にならないほど低いはずです。浜松を代表する企業の場所を考えればそれは納得できます。
そう考えると今の浜松の状況は自然な姿なのかもしれません。そこへ県下最大の百貨店を持ってこようとするとき、その立ち位置はとっても重要なんじゃないでしょうか?
アクトシティができたとき、あまりにもひどい動線計画に人々は憤慨しましたが、理想とする都市の将来像のためにこのプランは必然なのだと無理やり納得したものです。
アクトタワーとそこから北上する大通りは静岡市の県庁・市役所と青葉通りの関係に似てますよね。少しずつ近づいているのでしょうかね?

見えないなぁ、グランドデザインが。
Posted by 内山淳平 at 2007年09月19日 12:44
miburoさん、内山さんからコメントいただき、やっと論点がいくつか見えたように思います。

①衰退の原因分析
②対応策の立案
になりますよね。
最初のPは今までの浜松の都市計画
次のDは今までの浜松市の実行された施策
次のCが①であり
次のAが②になるわけです。

②を文書にしたものが、「浜松市中心市街地活性化基本政策」になる訳ですが、正直言って①が全然できていないと、素人の評論家ながら思っています。今、細かく読んでいますが、1ページに二箇所は???の部分があり、全体は2時間で流し読みしただけですが、イメージが見えません。まさにグランドデザインが見えないんです。

その理由は①がしっかりできていないため、②は他の都市の真似だったり、反省すべき過去のPDと同じことを、反省していないためにやろうとしています。何回失敗しても市の担当者は首になりません。(しまった。また過激になってしまった。)

確かにmiburoさんのご指摘の通り、松菱の破綻や、丸井、西武の撤退の原因は中心市街地の衰退だけではないと思います。経営者の責任感の無さもあります。

市には松菱経営者なみの責任感はあるのでしょうか。

> Wikipediaの「松菱」の項目には・・浜松市などの要請・・新館を建設・・・

・・を読めば、市は何もしない方が街のためになるのでは・・と思ってしまいます。松菱の経営者は全てを失いましたが、市の企画、商工の担当者は責任をとらなくてすむ立場であること、本当は民でやるべきことに関与しすぎていること、牧野先生がよく指摘されるように自分たちは経営と商売については、素人であることを意識していただければと思います。

このブログになんで市の方が、「そりゃぁ違うよ」と言って入ってきてくれないんでしょうか。市長が入ってくると多少まずいとは思いますが、はっきり明確に「市の方針が正しいと」言うか、計画の撤回・撤退を検討するべき時ですよ・・。

①と②について、次回のテーマにし、本気で議論したいと思います。

PS.今イタリアのボローニャです。いい街ですよ。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年09月19日 14:59
内山様

言葉足らずで誤解を受けたかもしれません。
評論家が悪いといっているのではなく、簡単に「現状分析が甘い」と決め付けていることに対して、過去の経緯もあるので、そんなに簡単に片付けてほしくないということを、言いたかったのです。

今回の基本計画では十分に説明されていませんので、そう思われるのも無理はないと思いますが、唐突に基本計画が策定されたわけではなく、10年以上前から現状分析をして「都心再生」への提言が出され、それを生かして総合計画が作られたりした経緯を経て、今回の基本計画に繋がっていると思っています。これらの資料は、残念ながら、ネットでは検索できませんでしたが、市商工部に行けば入手できると思います。

ただ、私も、今回の基本計画の内容が良いものだとは思っていません。それは、前にも書きましたが、グランドデザインらしきものが何も見えず、すべて「大丸」ありきのような気がするからです。現状分析の結果とか、都市の構造的な問題とかも、わかっていながら深く切り込まず、大丸出店ですべて解決するようなまとめ方に見えます。したがって、「現状分析が甘い」のではなく、過去の「現状分析を生かしていない」というように、私からは見えます。

それから、「建て直して営業するほど旨みのある商圏じゃなかった」という点については、確かに郊外へのシフトがかなり進んだ時期ですから、郊外展開を始めた長崎屋やニチイはそういう判断もあったかもしれませんが、丸井については、物理的な問題が大きかったと聞いています。当時、学生が少なくクレジットという決済方法が最後までなじめなかったという側面と、これから中心部で営業をするには、この敷地面積では戦えない、拡張の余地もない、ということから、撤退を決めたようです。

内山さんが言うように、浜松市中心部が「旨みのある商圏ではない」ということは、もう、何をしても無理ということでしょうか。

Wikipediaの「松菱」の説明は、明らかに間違っていると思います。松菱の新館建築の話が出たのは、遠鉄百貨店やイトーヨーカ堂の進出と同時期で、オープンがバブル崩壊後だったと思います。「浜松市からの要請」とありますが、遠鉄百貨店とイトーヨーカ堂の進出に対する対抗策として、松菱と地元地権者が自ら計画したもので、共同事業のため再開発手法を使ったものです。Wikipediaは、一般の方からの情報をもとにまとめられていますので、鵜呑みにはできません。それでも、個人的に衰退の結果の破産という印象を持つのは自由ですからかまいませんが、時系列だけは、事実としてご理解ください。

事実関係の確認はこの辺にして、なぜ衰退したのか、どうすれば再生できるのか、または再生しなければいけないのかという議論のほうが、前向きですね。失礼しました。
Posted by miburomiburo at 2007年09月20日 00:07
★今日本に帰ってきました。
何故衰退したのか、どうすれば良いのか本当に大事ですね。

その二つについて、次回のテーマ飛行機の中で書いてきました。

すぐにアップしたいと思います。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年09月20日 08:32
行政が街(中心市街地)をつくるのですか?
行政は、お膳立てorバックアップをお手伝いするべき
だと思うのです。

駅からの導線や歩道を広げたり、憩いのスペースを
つくって、回遊性を高めたりしても、肝心の商店が努力
をしなければ買い物客は逃げていきます。

商店の努力とは、価格でありサービスであり、商品構成で
あり、エリアの雰囲気づくりであり、治安であり、清潔で
あり・・・これらを本気で商店街が努力しない限り、郊外店
に客は奪われてしまうと思います。

先日テレビで大丸出展に対して、商店会連合会会長は
「おおいに期待しています」とコメントしていましたが、
他人本願の期待だけでは、中心市街地に市民が集まる
ことなんて、ありえないと思います。

行政がグランドデザインをつくるのなら、商店主はそのデザイン
に何を落とし込み、どう活かしていくのかを考えていただきたい
と思いますね。
Posted by 山本@浜松市民 at 2007年09月20日 11:43
     秋山ブログの意義

 ドイツ観光局のパンフレットを見ていましたら、秋山さんの好きなドイツの町シュツットガルトについてこう書いてありました。

 「シュツットガルトの表面積の半分以上を森、牧場、果樹園、ブドウ畑が占めていて、市の中心部にまで入り込んでいます」。

 つまりこれが庭園都市だということでしょう。

 そして、「シュツットガルトの人々は、この躍動する大都会が提供する美しい広場、城、極めて多様な建築様式の建物、第一級の文化と芸術、魅力的なレジャー施設、また第一級のショッピング街などを楽しむ術を心得ています」とありました。

 この市民にしてこの町あり、だと思います。

 わが浜松は残念ながら庭園都市とは言えませんが、それと市民の文化レベルとは関係があると思います。

 しかし、秋山ブログでの議論は他所には多分ないものだろうと思います。第53回(新聞記者は謝罪を。2007年08月31日)のコメント欄はチャットに変質しかかりましたが、今回のコメント欄では内容の豊かな議論が行われていて、前より好くなったと思います。

 この充実した民主主義にこそ浜松の希望があるのだと思います。我々の力で、「浜松に秋山ブログあり」と言われるようにしたいものです。

 最後に余計な事を1つ。

 最近、秋山さんはがんばり過ぎなのではないかと、心配です。若くて健康な方のようですが、五十は越していると思います。本業の経営も大変でしょうし、その上に行革審委員の仕事が加わります。ブログのコメントに1つ1つ丁寧な返事を書いていては、いつか倒れるのではないかと危惧しています。

 エゴではなくて、自愛は他愛でもあると考えて、ご自愛のほどをお願いします。
Posted by 牧野 紀之 at 2007年09月20日 13:46
■もう、何をしても無理ということでしょうか

まさか!そんなふうに思っていたらこんなところにやってきませんよ、miburoさん。
まさに、これからですよ、これから!
全国屈指の前向きな街じゃないですか。
いっしょにがんばりましょう。

中心市街地活性化基本計画ですが、これはこれでいいんじゃないかと思ってるんですよねー。お役人としてはベストを尽くしてるんじゃないかと。先輩がつくった「旧活性化計画」の欠点はなかなか指摘できないだろうと。(好意的解釈)
山本さんのおっしゃるとおり、市の仕事はインフラの整備とサポートだと思うんです。
街づくりはあくまで市民主導でしょう。
「楽器」や「車」を作るのとおなじように「街」も作ろうと思えば、世界的な街ができますよ、きっと。
Posted by 内山淳平 at 2007年09月21日 02:14
グランドデザインとは、インフラ整備以上に市や地域の中身のデザインだと思います。
金が無ければ高級品の買い物なんてできないし、能力無ければ稼げないです。
そう考えると、現状から出発するグランドデザインは、?産業の維持誘致?子育て支援?人材教育?産業創出?所得増大?文化育成?消費活動の高度化多様化、という順番なのかもしれませんね。
街中開発や交通インフラ整備は、上記の進展具合を見ながら、需要を読みながら行っていかないと空回りになるかもしれないですね。
その流れの中で、工場用地、住宅地、教育機関、都市型商業集積をある程度誘導し、交通インフラ整備をしていくと始めて効果がでるんじゃないかと思いました。実現するには数十年かかりそうですけど。
今回の大丸誘致は、とりあえず今市外に流出している需要をつなぎとめる応急措置だと思います。大丸も勝算あるとみているから来るんだとも思いますから期待しています。
しかし、それ以外の今の街中が中途半端だとしてもとりあえず受け入れるしかありませんね。
Posted by 団塊Jr at 2007年09月21日 03:09
このブログの第184回で「山田卓司館構想」を書いたのですが、牧野先生から「グランドデザイン」の必要性を指摘されました。

以前記事のタイトルに使った記憶を元に、久し振りに戻ってきました。

参考になるご意見が沢山ありました。

もう一度デザインを引きなおして見たいと思います。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘秋山雅弘 at 2009年12月31日 01:37
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