財源は・・

<第178回>  ☆★☆ 財源は・・ ☆★☆
カテゴリー1 日本の未来

 民主党のマニフェストの中のここで取り上げた3つの政策については、経済と産業への大きな効果が期待できます。ただし、全ての政策については財源が必要になります。ただ、財源論については、本音を言えば、「経営者が本気になれば行財政改革は可能」という一言で終わらせたいところです。

 放漫経営をしている現在の政権を批判して、政権を担う以上、それなりの覚悟で臨むわけですから、公約を実現するため、金庫の中の隅から隅までを探してくれると思っています。

 別の見方をすると、JMMのメルマガで見た杉岡秋美さんという方の文章に少しヒントがありました。

 「郵政選挙の結果が逆であれば・・」という文脈の中で、「官僚との結びつきが弱い分さらに行政のスリム化に踏み込んでいた可能性があります。集権的な発想から遠い分、地方分権も進んでいたかもしれません。」という表現をしています。

 権腐十年の政権から、「官僚との結びつきが弱い」かつ「集権的な発想から遠い」新しいチームに政権が移る時期でなければできない、行革が期待できると期待しています。自民政権が増やし続けた国債という借金ではない、財源の確保が可能になります。

 私自身は政令都市浜松の誕生と同時に発足した「浜松市行財政改革審議会」の委員を二期四年させていただきました。審議会会長はスズキ会長の鈴木修氏、副会長にはヤマハ社長の伊藤氏という協力な布陣の一端を担わせていただきました。4人の経済人を含む10名の委員は延べ6000時間、7名の専任事務局で8万時間程度の調査、検討、公開審議会の結果、10年に亘る効果は200億円程度になりました。市の年間予算の約10%に相当します。

 政権交代のタイミング、地域主権の推進、ゼロベースでの予算編成などを合わせれば、年間予算の5から10%の削減を行い、それを3つの基本施策の原資とすれば、日本の借金地獄に明るい兆しが見えるように思っています。


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この記事へのコメント
   川勝平太知事からの返事

 08月09日付けで知事に送ったメールに返事がきました。「川勝だんまり知事の2カ月」という文を書こうとしていたところでしたので、よかったです。

 しかも、部下に丸投げしないで自分で書いた(と思われる)ところは大いに評価できます。内容については、改めて考えます。ともかく返事をそのまま掲載するのがフェアでしょう。

09月08日、牧野 紀之

     ──────

牧野紀之 様

メール拝読しました。

私と同じく学究の徒、しかも先達でいらっしゃる牧野様から厳しくも温かい御意見を頂きまして、お礼申し上げます。

知事に就任して早くも2か月近くが経過しました。この間、ともかくも喫緊の課題である経済対策や富士山静岡空港の利活用を中心に夢中で取り組んでまいりました。その反面、ご指摘を頂いたごとく、私が知事選で掲げた教育改革や情報公開に関する施策については、現時点で県民の皆様に取組の状況や成果をお示しすることができないものが多くあることは事実であります。これまでの間に、マニフェストに掲げた全ての施策について、県という組織において現実の施策として実行していくために、担当部署を決めた上で、実現に向けた工程表の作成を指示しており、できるだけ早い時期に県民の皆様に工程表をお示しし、順次実施をしてまいります。私としましては、牧野様の御指摘を真摯に受け止め、少しでも早く県民の皆様に成果を御報告できるよう、全力を尽くしてまいります。

その上で、いくつかの点について、牧野様の御指摘にお答えします。

まず、「富国有徳」です。御存知かもしれませんが、この言葉は、1995年、阪神淡路大震災の惨状に衝撃を受け、日本という国の今後のあるべき姿に思いを巡らせるうちに、勃然として私の内奥から立ち上った言葉であります。「豊かさ」と「士徳」に立脚した美しい国づくりをしていこうという思いを、我が国の象徴である富士山の姿に託して述べたこの言葉は、その後、故小渕恵三首相の施政演説に採り入れられ、また、本県の石川前知事によって県政運営の理念とされました。前知事の県政運営に対する牧野様の評価については私の関知するところではありませんが、私としては、14年前に我が内奥に宿ったこの言葉に託した思いに変わりはありませんし、前知事の県政運営によってこの言葉が損なわれたとも思っておりません。さらに、21世紀に日本そして静岡県が目指すべき姿を表す言葉として、些かなりとも古びたとは思っておりません。私は、知事としてこの静岡県に「富国有徳の日本の理想郷」を創り上げようと決意しております。

次に「教育改革」です。私は、所信表明等でも申し上げているとおり、「教育改革」「食と農の改革」「行政改革」の三つの改革に取り組んでいくこととしておりますが、このうち最も大事なのは「教育改革」であると考えております。その概要は、所信表明等で明らかにしておりますが、教育改革の必要性に関する認識は、静岡文化芸術大学の学長時代も、静岡県知事となった現在も基本的には変わっておりません。また、知事になる以前からも自身の置かれたそれぞれの立場において、教育改革に取り組んできたところです。今後は、知事の立場として私の掲げる理想の実現に向けて改革を進めてまいります。

次に、県のホームページについてでありますが、「ようこそ知事室へ」のコーナーが閉鎖されたのは、私の就任後ではなく、石川前知事の退任直後であったと聞いております。いずれにいたしましても、御指摘を頂いたとおり、コーナーの再開後、未だ掲載されている情報は十分とは言えませんので、今後、県政運営に関する私の考えや、出席した行事の模様などについて、このコーナーから発信をしてまいりたいと思います。また、知事としての交際費についても、ホームページを通じて全て公開してまいります。

牧野様も御指摘のとおり、県民が政治や行政を身近にとらえるようになるためには、県民の皆様が県政に関心を持ち、参加することができる仕組みが重要であることから、県民の皆様に県政に関する情報がわかりやすく提供され、これに対する意見を述べる機会が十分に提供されるよう、透明性の高い「見える県政」を創ってまいります。

最後に、光ファイバーの普及率についてですが、マニフェストで提示した「2年以内に100%にする」という目標は、現時点でも変わっておりません。なお、冒頭で述べたとおり、光ファイバー普及率向上のための工程表については、現在、県において作成中であり、今後そのための具体的方策、実施時期を明らかにしていく予定です。

このたびは貴重な御意見をありがとうございました。私は、県民の皆様のお知恵も拝借しながら、皆様とともに地域づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、今後とも具体の施策の御提案等がございましたら、お聞かせいただければ幸いです。

今しばらく厳しい暑さが続きますので、御自愛ください。(引用終わり)
Posted by 牧野 紀之 at 2009年09月08日 15:32
牧野先生ありがとうございます。

学識の高い牧野先生と川勝知事は良い会話になりますね。このブログで取り上げていただき、光栄です。

これからも是非、交流を続けていただければと思います。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2009年09月17日 09:44
NPO法人 子ども環境劇団PAF/パフ の内山ゆきゑです。シアターキッズ地球村の劇団を結成してから8年目になります。子どもたちが発表出来るステージを目指しています。 

子どもたちが自己表現していく過程の中で、自らの目的を持ち進んでいく姿に感動し、喜ばせていただいています。私自身も成長させていただいています。

この度、47年に1度の文化の事業である国民文化祭しずおか2009の中で浜松としての12事業のひとつ 市民参加500人ステージ 演劇「三方原合戦!!!」を上演し
ます。

市民ひとりひとりが浜松の徳川家康を意識して、10月31日の浜松アリーナの舞台に向けて稽古に励んでいます。
浜松の家康が唯一の負け戦の中から学び,、270年の平和の歴史をこの地「浜松」から築きました。
今回の時代劇は音楽劇でもあります。多くの市民がそれぞれの力を出し合ってつくりあげています。

出世城の浜松城と共に、浜松の地域の活性化になるようにと静岡と浜松の市民みんなで力を合わせ頑張っています。

この舞台を是非1人でも多くの方々に観劇していただき、浜松のお役に立てる提案が出来るきっかけになるよう願ってご協力のお願いを申し上げます。
Posted by 内山ゆきゑ at 2009年10月14日 13:48
内山さん、コメントありがとうございます。

相変わらず頑張っていますね。

市民参加500人ステージ 演劇「三方原合戦!!!」・・いいですね。

ご案内が乗っているサイトのアドレス(URL)教えてもらえれば、紹介したいと思います。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘秋山雅弘 at 2009年10月19日 08:32
内山さん

お疲れ様でした。

市民参加500人ステージ 演劇「三方原合戦!!!」どうだったでしょうか。

500人が舞台に立つという壮大な演劇、見たかったのですが、海外にいるため、行けませんでした。

どこか紹介しているウェブサイトがあれば教えてください。

今回はあまり協力できず、申し訳ありませんでした。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘秋山雅弘 at 2009年11月02日 17:00
秋山様。

海外からありがとうございます。

国民文化祭市民参加500人ステージ三方原合戦は、多くの方々のおかげで素晴らしい舞台となりました。
テレビ局もドキュメンタリーでとりあげてくれました。

この市民の力を活かしたいと思います。これからの浜松の活性化のために、ご協力をいただけると大変有り難いです。

徳川家康・浜松城など 文化(音楽・芸術・演劇・歴史)とつながる観光の浜松になると楽しいです。

よろしくお願いいたします。

NPO法人子ども環境劇団PAF 
内山ゆきゑ

URL http://www.mikatahara.jp/
Posted by 内山ゆきゑ at 2009年11月06日 03:22
内山さんお疲れ様でした。

ご紹介いただいたウェブサイト見ました。ブログも見ました。一大事業でしたね。

もっとしっかりお手伝いできればよかったのですが・・。

ロータリー関係には回ることができたでしょうか。

チケットは完売できたでしょうか。

経済同友会、浜松商工会議所、テクノポリス推進機構、浜松ソフト産業協会、ニュービジネス協議会、日伯交流協会、宇宙航空技術利活用研究会、えんしゅうPOPPO、シネマE-LAなどなど私の関係しているところ全部にしっかり紹介できれば良かったのにね。ごめんなさい。

DVD買いますね。

ではでは。
Posted by 創る会事務局創る会事務局 at 2009年11月06日 10:48
秋山様。

嬉しいメールありがとうございます。

ロータリー様には、ぎりぎりで申し訳なかったのですが、秋山様のおかげで、三方原合戦の紹介をさせていただいたり、チラシを配布させていただけました。

浜北ロータリークラブ様・パワーロータリークラブ様・浜松ロータリークラブ様・浜松北ロータリークラブ様・浜松ハーモニーロータリークラブ様、本当にありがとうございました。

秋山様、いろいろご配慮ありがとうございました。
助かりました。

未来の浜松のため活動します。
これからもよろしくお願い致します。

NPO法人子ども環境劇団PAF
内山ゆきゑ
Posted by 内山ゆきゑ at 2009年11月09日 11:59
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