行革審第1回

<第52回>  ☆★☆ 第52回 行革審第1回 ☆★☆

★第二次行革審の公開審議会が昨日行われました。
詳しいことは静岡新聞中日新聞のサイトをご覧下さい。

★会場の声も聞きながら・・
3時から5時半の短い時間でしたが、康友市長、修会長を含む全員がそれなりにお話しする時間があり、かつ会場からも数名のご質問・ご意見を聞く時間もありで、なかなか良い進行でした。事前準備と会場からの意見を・・という牧野先生の忠告が、完全ではありませんが小楠事務局長の進行・運営に活かされていたと思いました。
行革審第1回

★地方の自立
康友市長からのメッセージのスタートが、「8月24日に発表された国の借金836兆円、一人当たり655万円。出費の増えているところを減らすしなない。高齢者の自立、障害者の自立と同時に地方も自立しなければ・・」というところだったので、非常に良かったと思います。また「夕張では一般会計は黒字だったが、特別会計、企業会計、第三セクターで赤字のために急速な破綻につながった」「民でできることは民間で」「横並びではなく浜松が最初に・・」という言葉から新市長への期待が高まりました。また「マニフェストで約束した教育や福祉にあてる原資を行革で生み出す」という言葉も安心材料でした。

★秋山の出番は4分くらい
短かったのですが、このブログで得たご意見も入れながら、所信をお話ししました。まず担当分科会は外郭団体なので全体に69団体で各1億節約できれば、全市で69億円の節約です。的を絞って分析と提案をしたいと思っています。ただし、ベンチャー経営者の視点で、総論ではなく具体的、かつ個別に提言したいと思っています。

★日本全体の話は
浜松とは関係ありませんが、今国には公益法人が6000もあります。夫々10億節約すれば毎年6兆円の節約です。836兆円の返済には140年掛かりますが・・。

★10人の委員の意見は
静岡新聞の22面に少しですが載っていました。是非ご覧下さい。

★今後もこのブログに自由にコメントを
行革審の内容はできるだけ行革のホームページに早く載せて貰う様に依頼しています。少しお待ち下さい。またこのブログに是非ご意見お寄せ下さい。

ではでは。


この記事へのコメント
 第一回行革審ご苦労様でした。

 第1次行革審の効果は83億円だって。82万の人口では一人当たり10,122円。

 多いか少ないか?どう判断します?

 ピンときませんね。

 市民というのはそんなもんです。ただし、税金は高い。自分たちのためには何をしてくれているんだ。

 ごみ処理、個人の信託財産の管理、飲料水、下水道みんな関わりますよね。

 子育て?子どもがいない
 高齢者?いない
 
 すべての人が満足できるサービスは行政は提供できない。この命題を市民がまずもって理解しなければ始まりません。

 今回の行革審でまず、思い浮かんだのは
”慣性の法則”行革による改革マインドの市職員、市民へのDNA化。振り子のように永続的にが最も重要です。

 しかし、行革審の役割ではないでしょうから、いつまで続くのやら????

 そこで、次に浮かんだのが10年先が見えないことです。

 市長の任期は4年。6歳の子どもが16歳のとき、10歳のこどもが20歳のときに私たちは、この市はこうなっているよって言えるでしょうか。大局観にたった物の見方が出来なければ説得力はなくなるでしょう。

 医療費を圧縮するためには予防医学が効果的だという発想です。しかし、目先のことも放置できません。
 この両立には時間とお金がかかるんだという認識を健常者にも知ってもらわなけらばなりません。

 子育て支援も結構。しかし、子育ての前に結婚願望があるのに出会いがない。

 行政は出会いの場を提供できるのでしょうか。
 少子化対策の近道が隠されているような気もしますがいかがでしょうか。

 独身男性、独身女性の税金をこのこの人たちにもシェアできないでしょうか。

 新潟県中越沖地震では大変な被害がでました。自然災害は財政に大きな影響を与えます。

 その備えにはかなりな投資を行ってもこれでよいということはありません。

 日本一、安全安心で住みよいまちを目指すという簡単な目標なら皆が理解出来ます。

 このために、行革が必要です。全市民、全国民が共有できる目標です。

 長くなりますので、最後に一言。この目標を達成できるのは政治家です。市長であり、市議会議員です。そしてその目標を身近に達成してくれるのは公務員以外にありません。夢と希望とをもって市民の安全・安心を守れるのは我々なんだと。

 行革は特効薬のように見えますが、それだけに副作用が怖い。

 


 
 

 
 

 
Posted by 田中雅史 at 2007年08月30日 22:58
はじめて参加させていただきます。

第1回行革審お疲れ様でした。

前回と違い、行革審と浜松市側が同じ方向を向いており、前回以上に行革効果が期待できそうですね。

ところで、本日の中日新聞に事務局長の給与の問題が取り上げられていましたが、当然ご存知ですよね。

新聞によると、事務局長は市のOBで給与を45万円支払っているが、それが高いのではないかという指摘に対して、康友市長が妥当だと答えています。

高いという指摘がどこから出たのかわかりませんが、民間の発想で言えば、投資した以上の効果をあげれば高いということにはならないのではないかと思います。
プロのコンサルをつかえば、数倍の経費がかかり、その割りに”金太郎飴”で終わることが多いものです。
それにくらべれば、投資効果は、かなり大きいのではないでしょうか。


それよりも問題なのは、市のOBで45万円ということは、現職の職員は、もっと高いのではないかということです。
行革審で情報公開の不足が指摘されていますが、職員給与については、一般論で平均いくらと言う数字しか見たことがありません。

市にはいろいろな手当てがあって、表向きの給与は信頼できません。
個人情報との関係もありますが、平成18年1年間に実際に支給された役職別の源泉徴収表に記載されている支給総額を、部長級(年令)・次長級(年令)と言う形で市民に示すべきではないかと思います。

それと、公務員の退職金や年金は民間企業よりはるかに多いと聞いていますが、職員の退職金がいくら支払われているのか、実際に定年退職した方の事例を、役職・勤続年数を明示して、支払われた額を市民に示してほしいと思います。
Posted by miburomiburo at 2007年08月31日 09:58
★miburoさんコメント有難うございました。

今、ものすごく怒っています。血管がきれそうなほどです。というのは、中日の記事を読んでいなかったので、すぐに秘書からPCに送ってもらい、読んでしまったからです。

給与がいくらとか、仕事にふさわしいか云々の話ではありません。

★記事の品格??????
記者として、記事として非常に卑怯で恥ずかしいと感じました。新聞で謝罪すべきものだと思います。中日新聞の見識を疑ってしまいます。

コメントへのコメントでは書ききれないので、次回予定していた「中心市街地基本計画」のテーマは1回パスさせtもらい、★中日新聞は謝罪を★という内容で、次のブログを書こうと思います。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年08月31日 12:17
     職員給与の実態

 毎年、浜松市では11月05日の広報に「職員給与のあらまし」(言葉は違いますが)が発表されます。

 しかし、そこで発表される数字は「予算での給与総額」とそれを職員数で割った「平均給与」です。実際に1年間に支払われた年俸に基づいた数字は、集めてもいないようです。

 源泉徴収表の数字を元にすれば正確なものが出るでしょうが、これは税務以外に使ってはいけないことに法律で決められているそうです。

 しかし、偶然、浜松市の一般職員(部長以下)の本当の給与はどのくらいか。これを推定できる資料を昨秋、人事課からもらいました。

 以下は、平成16年の1年間(1月から12月まで)に旧浜松市職員が実際に得た年俸を多い順に並べてみたものです。

  第 1番の人   1253万2000円
  第 501番の人   905万1000円
  第1001番の人   841万3000円
  第1501番の人   780万9000円
  第2001番の人   705万9000円
  第2501番の人   581万7000円
  第3001番の人   468万6000円
  第3501番の人   344万7000円
  第3644番の人   191万8000円( 255万7000円)

 (第3644番の人は新人で04月から12月までの給与の総額です。括弧内はこれを単純に12カ月にした推定額です)

 (平成16年11月05日の広報に載っている人数は3728人でこの3644人と少し違いますが、多分、技能職を入れるか否かの違いでしょう。
以下では3644を取ります)

 さて、平成16年度の「予算ベース」での平均給与は 697万6000円でしたが、平成18年度の新市のそれは 664万4000円(平成16年度の 95.2%で)、人数は5679人(同、155.8%)でした。

 これを適用して平成18年(1月から12月まで)に新市の職員が実際に得た年俸を推定しますと次のようになります。

  第 1番の人   1193万0000円
  第 781番の人   861万7000円
  第1558番の人   800万9000円
  第2339番の人   743万4000円
  第3118番の人   672万0000円
  第3897番の人   553万8000円
  第4676番の人   446万1000円
  第5455番の人   328万2000円
  第5679番の人   182万6000円( 242万5000円)

 (第5679番の人は新人で04月から12月までの給与の総額です。括弧内はこれを単純に12カ月にした推定額です)
Posted by 牧野 紀之 at 2007年08月31日 13:23
★牧野先生ありがとうございます。
この表、確か先生のブログでも見た記憶があり、非常に色々なことの判る数字だと思います。もう一度、この表についてはテーマとして、しっかり取り上げたいと思っています。

この表についてのコメントもしたいのですが、私としては今、個人の給与を軽薄な記者が簡単に記事にしてもいいものかどうか。個人情報の大切さを理解していない記者の存在が、最も気にかかっています。

★何故、個人情報は保護されないのか?????
中日新聞の記事を書いた方がどんな論理、どんな倫理規定の元に公器である紙面を使ったのか、是非お聞きしたいと思っています。記者本人が、逃げずに参加してもらいたいと思っています。

それを喚起するための、次回のブログ楽しみにしてください。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年08月31日 20:12
牧野様

興味深い数字を出していただき、ありがとうございました。16年度より18年度が下がっているのは、合併により編入された市町村のレベルが低いことが影響しているのではないでしょうか。いずれ、高いほうに合わせられるのでしょうが。

これを年令分布で当てはめていくと、おおよそのところはわかると思いますが、旧浜松市で見ると、全体の3分の1の方が、800万円以上とは、やはり驚きです。
年功序列賃金の弊害を強く感じます。

中日新聞の件は、秋山さんの言うとおり、個人の給与を個人名まで掲載したことは大きな問題です。

秋山さんの次のブログを期待しています。
Posted by miburomiburo at 2007年08月31日 21:09
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