⑥財政が心配

<第32回>  ☆★☆ ⑥財政が心配 ☆★☆
「何故× 何が×」シリーズの第6回です。

合併前の浜松は世界企業であるスズキ、ヤマハ、ホトニクスさんなどの
お陰で、悪くない財政状況でした。市の収入の40%以上が製造業からの
税収です。

一方合併後は、非製造業が多かった11市町村を併合したため、一社あた
り、一人あたりの税収は減ってしまいます。その上、面積6倍、道路長
さ2倍ですから、一人あたりの行政経費は多くなります。旧浜松の一人
当たり歳出は約30万、11市町村の平均歳出はもっと多く、約40万円です。

税収の少なかった浜松以外の11市町村は、どうやりくりしていたんでし
ょうか。もちろん、国からの交付金と補助金です。

平成の大合併の目的が、交付金と補助金の削減です。この先、拡大した
浜松の財政をどうするつもりなのでしょうか。国と同じように、借金を
10年で2倍に増やすつもりなのでしょうか。

今の浜松の予算はは約2600億です。それに対し今の借金は5000億を超え
ています。それなのに、合併特例債で3540億円の空手形を旧11市町村に
約束しちゃったんですよ。

★支出が増えたのに収入は減る
ご存知のように昨年、一昨年と製造業企業の流出ラッシュでした。これ
は法人税収だけでなく、社員が一緒に離れれば、住民税も不動産関係の
税収も、地域でのお買い物も減るんですよね。一体どうなるんでしょう。

★コストカットはトップの決意次第
8年前、市長就任後最初に市長専用トイレに1000万円近い経費を使った
のは有名な逸話です。8年間無料で市長公社に住み、4年毎に3500万近
い退職金をもらっていては、平均給与700万を超える市の職員の先頭で
行政改革はできません。


★★★ 財政に関して、是非、コメントお願いします。
細かいことでも大丈夫です。「そうそう、ここが駄目なんだよね。」と
思ったことがあれば一行でも良いのでコメント下さい。

できるだけ具体的に、かつ短めにお願いします。長い提案は第25回の話
の「浜松・日本研究会のサイトにお願いします。

http://www.hamamatsumiraiken.jp/

です。まだ、コメント受付の体制はできていませんが、至急用意します。

以上です。



この記事へのコメント
 市や国の予算なんかを見てみると、市債や国債で借り入れた金額が、「歳入」 に載ってますよね。あれって感覚的に変じゃないですか?まず、あそこから直したらどうかと思います。
 大きな借金と環境破壊を子供や孫にプレゼントするのは、分別のついた「オトナ」がやって良い事では無いはずです。
子供から預かっているお年玉を使い込んで返せなくなった親、それは「ドロボー」じゃないですか?(負の遺産をプレゼント の例えです)
 財政再建なんて、「やってあたりまえ」 であって欲しい。やった人、出来た人がヒーローじゃ無くて、「やらないのはおかしい」 のはず。私は、財政の心配 = 「オトナ」の無知・無関心が心配です。
 牧野さんも指摘されてますが、アウトソーシングでコストが下がるそのほとんどが、人件費(単価)です。早い話が「公務員の給与は高すぎる」と言うことになります。
ムダ=高すぎる給与、で、無駄を無くす=給与を
下げる(適正化)、事だと思いますが、この「本丸」を変えるには、国会とかが絡んでくるので早急には無理、その辺が歯がゆいとこです。
だから市や国は「アウトソーシング(官から民へ)でコストを減らしました!!!」 と誇っていてはだめです。一般市民も「そりゃ、がんばった!」なんて褒めるのは勉強不足ではないでしょうか。

負の遺産を将来世代に残す政治はもう終わりにしなくてはいけない、と大岡さんも言ってましたが、私も同感です。

失礼しました。
Posted by 白あん at 2007年04月14日 23:47
★子供のお年玉を大人が使い込み
本当にそうですね。このキーフレーズ色々使いたいと思います。

★アウトソーシングで費用が減るのはおかしい。
本当に、本来は行政マンの人件費を抑えるところから始まるべきですね。ただ行政マンの資質と専門性が高くなれば、話は別です。そうなった時には、比較的マニュアルでできる仕事は、アウトソーシングというルールで正解になりそうです。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年04月15日 15:46
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