100兆円増刷

第314回 100兆円増刷
カテゴリー1 日本の未来

何故こんなに景気の冷え切った今時、消費税増税なんだろう。「民主党の頭でっかち」、つまり今の執行部の人達はみんな財務省のマインドコントロールにかかっているのでは?

今日本を救う方法は100兆円、お金を刷って、半分を復旧復興予算にして、半分を経済対策、特に技術開発にあてることしかない。

ずっとそう思っていたのですが、やっと識者で同じ意見の人に出会いました。上念司という人です。

2月25日の日刊ゲンダイに上念司しのインタビューが掲載されていた。上念氏は「日本は破産しない」などの著書のある、経済評論家だがなかなかいいことを言っています。

本の内容、評価は下記のブログにあります。
http://budojapan.seesaa.net/article/
181030506.html

★上念氏の主張で一番気に入っているのは
「100兆円くらい国債を発行せよ」というところで全く同感です。そうすれば円高になるし、阪神大震災の時には村山政権が実施しました。それにより、復興したことは皆知っているのに、民主党の人たちは知らないのか、財務省から猿ぐつわをされているのか・・。

★今のままでは「無限増税ループで日本は潰れる」
とも言っています。最大の悪は日銀。「日銀がデフレを放置しているからです。デフレが続く限り、給料は下がる。下がりきったら今度は首切り、失業です。こんな状況で増税なんかしたら、それこそ経済難民があふれてしまいます。」

野田君、ちゃんと人の意見を聞きなさい。


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この記事へのコメント
岡田は自分が何を言っているのか自分で理解できていない馬鹿としか考えられない。
今日のコメント

「消費税の問題などの重要な問題について、民主党と自民党がお互い国民の立場に立って議論し、譲り合って合意に達する必要がある。
そういう政治が実現しないかぎり、既存の政党は国民からますます見放されていくだけだ」

お前らは、もう思いっ切り見放されているのがまだ解らないらしいな…
“国民の立場に立って”だ~?!
野田、岡田、安住が国民の立場に立って議論した事が一度でも有ったのか?財務省の立場に立って、の言い間違いだろ~!
“譲り合って合意に達する”って、談合政治だろ!馬鹿が。
増税の前にやらなければいけない事は山積みだ!
先にそれをやれよ。
Posted by 渡邊 at 2012年03月17日 23:39
本当に今の民主党執行部はおかしいですよね。何かが狂っているみたい。

岡ちゃんが副総理になった時、民主党の大物を起用・・という提灯記事を読んだ記憶があります。大物ではない人が、大連立という下手な交渉に乗り出し、断られたことをばらされて、狂ってしまったようです。自分だけが正しいという思い込みとしか思えない、本当に支離滅裂な発言だと思います。

どれくらい変な論旨であるか、どれくらい狂っているかが、本人も分からなくなっているんでしょうね。
Posted by 秋山雅弘 at 2012年03月18日 00:13
デフレ時代に金融政策の効果はきわめて限定的だと思います。日銀に罪を擦り付けてもどうにもならないでしょう。
 日本がゼロ金利で万札を刷り続け、アメリカがゼロ金利でドル札を刷り続け、EUがユーロを刷り続け、イギリスがポンドを刷り続け、そのイギリスは永久国債の発行をもくろんでいるようでが、いずれも世界経済を奈落の底に突き落とす片道切符となることは間違いなさそうです。
 そろそろ世界が地獄を見る日が近いことを覚悟したほうがよさそうです。
Posted by 冨永和範 at 2012年03月22日 22:25
冨永さん、ありがとうございます。

確かに、マクロ的、グローバル的に見ると、アメリカ、EU、イギリスと同じように日本が円を刷り続けると全体が地獄に落ちるというご指摘ももっともだと思います。

ただ
> デフレ時代に金融政策の効果はきわめて限定・・
についてはあまり理解ができませんでした。

是非、ご教授お願いします。

昔のブラジルでは経済政策と金融政策の両方がまずかったため、酷いインフレが起き、国力を低下させたと思います。

クルゼーロ(当時のブラジル通貨)を刷り過ぎたことで、ハイパーインフレを起こしたような悲劇は避けるべきですが、日本の今の国際競争力はまだまだ十分あるため、多少のインフレターゲットの金融政策は効果が高いのでは・・と考えています。

少なくともGDP成長目標を日銀のように1%とするのではなく、2から3%とし、そのための施策としてまずは100兆円を市場に出すようにすれば円安による貿易の促進という目先の効果だけでなく、技術開発、競争力の高い生産設備の増強など長期的な日本経済の活性化に大きな効果があると思っています。

ではでは。
Posted by 秋山 at 2012年03月25日 06:58
岡田大物副総理の発言が何か変だと思っていたのですが、理由に気が付きました。

①渡邉さんの指摘の通り、国民へのマニフェストにないこと、国民の支持しない消費税のことを「国民」という言葉を使って、平気でいる鈍感さが変ですね。

②「民主と自民が・・・議論」という言葉を密室での密談に使っているのが変ですね。議会制民主主義では、密談で議論することを期待していません。議論は国会で・・という当たり前のことを、もう何年も国会議員をやっている岡ちゃんが分かっていないこと・・(淀川長治さん的に言えば)怖いですね。

③議論はできるが、交渉のできないロボットのような子供が、相手とのネゴに失敗し、合意に達せず、相手が交渉の席から離れた後に、「合意に達する必要がある」と叫ぶのって、お菓子(岡氏)をもらえなかったこどもが、足をバタバタさせて「お菓子をもらう必要がある」って泣いてるのと同じ風景に見えます。

少しきつかったでしょうか。
Posted by 秋山 at 2012年03月25日 07:20
 アダムスミスの時代ならば、世界経済と金融は神の見えざる手によってコントロールされたかも知れませんが、マネーが瞬時に世界を駆け巡る今、一国の金融政策だけで何かが出来ると考えるのは幻想に過ぎないような気がします。
 秋山さんがおっしゃるように、国家が明確に成長戦略を描き、そこに100兆円なり200兆円を集中的に投入することが出来れば、日本が20年デフレを克服し、東日本の震災からの復興も早期に実現できるとは思いますが、、、、、
 今の日本の政治の状況の中で何かを期待すること自体が無理と言うものでしょう。
 実体経済の中に資金需要がない上に、借りたいところには危なくて貸せられない、貸せたいところは借りる必要がないと言うのが現実でしょう。
 それは日本もアメリカも、EU諸国、イギリスも、いわゆる先進資本主義諸国に共通する危機的な課題ではないでしょうか。
 そのような状況の中で、各国がいっせいに金融緩和に走り、低金利のマネーを市場に供給し続ければどうなるかは、火を見るより明らかでしょう。
 実体経済の中に行き場のないマネーが投機に向かうのは、必然と言うものです。
 すでに原油価格は暴騰し、金をはじめ貴金属、商品相場、穀物相場、株、為替と乱高下を繰り返すマネーゲームの始まりです。 
Posted by 冨永和範 at 2012年03月29日 02:20
冨永さん、お久しぶりです。

コメントのお返事、なかなかできなくて申し訳ありません。

> 国家が明確に成長戦略を描き、そこに100兆円なり200兆円を集中的に投入することが・・

> 実体経済の中に資金需要がない上に、借りたいところには危なくて貸せられない、貸せたいところは借りる必要がない・・

あたりを明確に理解できている経済産業省の主導で、金融政策を含む政治をすればなんとかなるのでは・・と思っています。

この経済情勢で、「消費税」なんてほざいている、経済音痴の財務省がKing of Kanchoでは日本はお陀仏ですね。

PS.昨年8月の初めにアメリカでQ3があるのが心配・・という話を浜北のM社社長のIさんから聞いたことが、金融緩和と量的緩和の違いを知るきっかけでした。

日本は両方できていないので、政治と日銀が経済を溺れせていると思います。

新聞の論説を書く人もテレビのコメンテーターもそれを知らないのではと思う毎日です。

このブログ読んでいる新聞記者の方がいたら是非、反論をお願いします。
Posted by 秋山 at 2012年05月05日 20:17
 デフレ時代には理論上はマイナスの金利があってしかるべきなんですが、現実的には不可能です。みんなたんす預金に走りますので、、、
 したがって今以上の金融緩和はありえません。では量的緩和はといいますと、日銀は短期国債を中心に市中銀行から大量に国債を買い上げ、市場への資金提供は十分しているはずです。したがって量的緩和もこれ以上は無理と言うものです。
 日本の10年国債が1パーセントを切り、アメリカの10年国債が2パーセントを切っている現状をみれば、いかに資金需要がないかが分かります。
 日銀と市中銀行の間で国債の売り買いのキャッチボールしているだけのような気がします。そして、そのたびに市中銀行の側がサヤを抜いているのかな。さぞかしおいしいんでしょうね。
 
Posted by 冨永和範 at 2012年05月09日 03:25
どうも日本の金融緩和については金利だけでは難しいように思います。

マイナス金利がない中で、4月の後半に日銀の政策の発表があり、金融緩和策として、「何か」に10兆円くらい入れると市場が予想していたにも関わらず、5兆円にケチったために、円高と株安が襲ってきました。

専門家ではないため「何か」が何か忘れてしまいました。

一方では量的緩和については、アメリカはグリーンイノベーションに90兆円くらいつぎ込んだはずです。お金を刷って、市場にすでに出回っている国債を銀行から買い取るような<おバカで内向きな>施策ではなく、国債を新規に発行し、それを日銀の新札で国から買い取り、国は直接市場にお金を投入する・・のが本当の量的緩和だと思います。

ヨーロッパはリーマンショック以降、通貨発行高が2倍、アメリカは1.5倍、日本は5%増加したと聞いています。

本当に弱気で、臆病で、おバカな日銀の幹部たちを一掃しないと日本の景気は立ち直らないのでは・・と心配しています。

しまった、少し過激な表現になってしまいました。

日銀の方々は金融の専門家で、本当はおバカではないと信じています。
Posted by 秋山 at 2012年05月09日 14:18
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