新しい市政をつくる会

＜第273回＞　　☆★☆　検察崩壊　☆★☆
カテゴリー1 日本の未来

大岡越前や遠山の金さんが大好きな日本人は、警察、検察、裁判官、つまりお上は悪い事をしないと信じていました。

ところが今年は村木さんの冤罪事件のお陰で、やっと組織として腐っていることが、「発展途上国のお巡りさん」だと思って、疑ってかかるべき相手であることが明らかになったと思います。

問題点を列記して見ます。

１）起訴の為なら脅しとすかし
２）起訴の為なら証拠も捏造
３）問題がバレると尻尾切り
４）一生懸命裏金つくり
５）ばれそうになると仲間を犯罪者に
６）必要性のない特捜部を必死温存

１）への対抗策は取調べの完全可視化ですね。

２）については、検察は捜査は警察に任せ、チェック機能のみに限定すれば良いでしょう。

３）は優秀で、責任感の強い人物を法務大臣を任命し、大臣か検事総長が常に先頭に立って問題解決に当たる風土を作るしかないでしょう。
民間で問題があった場合、トップは顧客とそれを含む社会全体からの風圧と、監督官庁からの認可取り消し等のリスクから、会社の存続を掛けて、解決に取り組みます。
自らの進退にも世間様がケジメをつけたと判断してもらえることを必死で考えます。
参議院選挙の大敗にも、マニフェストにも、尖閣問題にもほおかむりの総理の下では、検察のトップにケジメという言葉を言っても、無視されるだけ。
だとしたら、３）の解決には「内閣不信任案」を出すしかないのでしょうか。一月にあるという民主党両院議員総会での代表不信任でも良いですが。

４）については、警察にも最高裁判所にもあるので、「何をかいわんや」です。

５）裏金追及をしようとした三井氏に冤罪で逮捕し、小泉総理と手打ちで検察裏金問題の拡散を抑えた・・という噂に「説明責任」を果たさない検察が、どういう顔をして、小沢さんに「政治と金」と言っているのでしょうか。「ちゃんちゃらおかしい」と思いませんか。

６）アメリカでも中国でも軍部は自分達の組織が縮小しないように、危機感をあおったり、酷い時には紛争を故意に起こしたりしているようです。昔の関東軍もそうでした。検察特捜部が冤罪を必死で作り、それを起訴に持ち込み、裁判で有罪を勝ち取る為に１）２）４）をしているという構図を考えると、当面の特効薬は「特捜部の全面廃止」という、究極の仕分けを、世論で実行するしかないですね。

マスコミは絶対、「特捜部は廃止すべきか」とか「検事総長は辞任すべきか」なんていう世論調査はしてくれませんが・・。ネットならできますね。日本にもWikileaksが欲しい・・。