<第272回> ☆★☆ 警察崩壊 ☆★☆
カテゴリー1 日本の未来
今日から警察崩壊、検察崩壊、司法崩壊の3部作を書こうと思います。まず第一弾は警察です。
11月5日の日刊ゲンダイの5面に「警視庁公安部からのテロ捜査情報流出」の記事があります。
記事によるとAPEC直前に警視庁公安部外事3課の捜査資料が流出。内容は「課員の個人情報」「08年洞爺湖サミットの対策資料」「イスラム系外国人の視察結果」「協力者(スパイ)の個人データ」「某国大使館員の銀行口座一覧」など。「国際テロ展開班の捜査員は顔写真や家族構成、携帯番号までさらされていて、もう二度と外事の仕事はできないだろう」と伝えている。
★マドリードクラブ
さらに「流出資料に、マドリードクラブの機密文書も含まれ・・」「マドリードクラブと呼ばれるのは、MI6やCIAなど西側先進国の情報機関で構成するコミュニティ。テロ関係などの機密情報を高度な暗号でやりとりしている。」「国際的なトップシークレットが流出してしまったのだから、日本の信用はガタ落ちだ。」と結んでいる。
★マスコミと自民党は何しているの??
こんな記事が出ているのに、その後の「尖閣ビデオ」で、「公安の機密流出」はかき消されてしまった。もしこれが恣意的になされたなら、民主仙菅内閣は「高度なすり替えテクニック」を持っているかも・・。
冗談はさておき、この記事で感じた警察崩壊の理由は3つ。
①機密が流出したこと
②それに対する責任を岡崎国家公安委員長も、警視庁長官もとっていないこと
③総理や官房長官が②をさせる意思も知識・常識・見識をもっていないこと
民間企業ならありえないですね。もし、民間企業が、警視庁の機密、国際組織の機密を預かっていて、それを流出したら刑事事件でしょう。なんで、警視庁、警察は身内には甘いのでしょうか。腐っているから、壊れているから??
もう一つ警察崩壊と思うことを加えると・・。
④日本の警察の検挙率が50%に満たないこと
日本は貧困度があまり高くないため、教育とモラルのレベルが高い。結果として犯罪率は少ない。日本は世界でみても安全な国。それに胡坐をかき、検挙率を上げようという死に物狂いの捜査・努力をサボっているように感じる。
★犯罪者の半分が野放しになっている・・
こう考えると酷いよね。100%とは言わなくても99%を目指すべきでしょう。毎年10%ずつ向上することを、警視庁長官のミッションにして、できない人は1年でやめてもらったらどうでしょうか。
事業仕分けも、枝野氏は「目標数値はない」と言い切り、レンホウ女子は「期待しないでください」と言ってから仕事を始めた。無責任ですよね。総理大臣が即刻注意を与え、「目標なしで仕事をしたい」なんていう甘いことを言い続けたら、更迭するのが、本物のトップ(責任者)の役目です。
菅さんって、総理の着ぐるみを着た偽物かな。中身はとっても気弱なウサギだったりして
検挙率50%切っているのですか・・・。
それはどこの資料でしょうか?
時効もあるし、神奈川の例(自殺と処理したら埼玉が殺人で逮捕した)とかもあるので、警察からのデータならば、さらに低いと考えざるを得ないですね。
どうやったらこの国はよくなるのかな。
毎日考えるのですが、明快な答えが導けません。
すずさんへ参考になるか判りませんが…
犯罪白書平成21年度版より
検挙率は,かつて刑法犯全体で70%前後で推移していたが,平成元年から低下傾向が見られ,認知件数の急増に検挙が追い付かずに更に低下し,13年には,刑法犯全体で38.8%,一般刑法犯で19.8%と戦後最低を記録した。しかしながら,14年から上昇に転じ,その後も上昇し続け,20年は,前年よりわずかに低下したが,刑法犯全体で50.9%(前年比0.7p低下),一般刑法犯で31.6%(同0.2p低下)であった
すずさんの心配の通り、検挙率が低いために、二つ悪いことが起きているような気がします。
一つは検挙したら必ず有罪にしたがること。有罪率は高いですよね。警察と検察と裁判所がグルになっていると勘繰りたくなります。
二つ目は、怪しいものでも自殺扱い。犯罪ではない・・ということで片付けると「一件落着」です。
検察医が少ないために検死解剖などができないという事情もあるようです。
解決策は「警察崩壊」という事実を国会議員に認識してもらい、「政治主導」をしてもらうこと。
今の内閣の顔ぶれでは無理でしょうか???
渡邊さん、コメントありがとうございます。
私自身は文字中毒で、新聞、雑誌、夕刊紙、ブログなど、目につくものは何でも読んでしまい、時々記憶の情報が不確かなままで、ブログに書いてしまいます
今回の50%を切って・・という表現はかろうじて合っていました。
ペンが滑って、間違うこともあるかと思いますが、そんなときには是非、ご指摘ください。
秋山です。
次は検察崩壊を書くつもりで、再度、今回の記事を読んでみました。
「警察崩壊の状況は分かったが、じゃあ、どうすりゃいいんだ!!」という声が聞こえるような気がしました。
ということで警察崩壊をリフォームする方法ですが、国家公安委員長と法務大臣に、「民主主義と人権を理解し」「法律についての知識見識がある」人物を議員以外にも範囲を拡げて抜擢し、4年以上の任期で「警察変革」を実施する以外にはないかと思います。
それには、任命者の総理大臣の人権意識、知識見識が必要というのが結論ですね。
ところで「テロ捜査情報の流出」ですが、これってもう「お蔵入り」ですかね。
新聞もマスコミも新しい内容の全くない「小沢叩き」を止めて、警察の内部から、流出事件のその後情報をリークさせたり、真っ当な警察批判をすれば、視聴率が稼げるのに、知恵も勇気もないんでしょうか。
前の記事
次の記事
写真一覧をみる