山田卓司観

<第256回>  ☆★☆ 山田卓司観 ☆★☆
カテゴリー4 お得な情報

気分のいい話を一つ。山田卓司の作品を実際に見ることができました。

★まさに、リアル3D・・

しまった「まさに」を使ってしまった。でも、今回は誇張もアジテーションもなく、本当に3次元の世界です。

映像芸術には絵画、写真、映画があり、空間芸術には彫刻やダンスがあります。山田卓司さんの作品はまさに(しまった)3次元の芸術だと思いました。

★私の専門分野ではバーチャル3D・・
映画のアバタはバーチャルの世界ですが、マガイモの3Dです。映画ではマガイモのの疑似3Dしか作れません。

コンピュータの中に、本当に3次元の空間を作り、その中で数学的に3次元の形状をつくるのが、CG(ComputerGraphics)だったり、私の仕事のCAD(ComputerrAidedDesignSystem)だったりするんです。

孫正義さんはデジタルの利点を無限大(∞)とゼロ(0)の二つだと言いました。

確かに、無限大のデータをほとんど瞬時に処理・演算したり、瞬間で世界中に転送してくれます。

ただし、CADの世界の人間からみると、デジタルの利点が二つというのは、物足りません。むしろ間違いです。

コンピュータ以外に3次元や4次元(この話をすると筆者はいつも宇宙人あつかいですが・・)の世界を表現するメディアはないから、「デジタルの利点は絶対3つ」、「三番目は次元(±)」が正解です。

★山田卓司さんは4次元・・
現物をみると、3次元空間がずーっと動いていた世界(つまり時間軸を入れて4次元)の、ある瞬間を切り取ったように見えます。映画のワンシーンの中に入って、そこで時を止めたような・・。こんな芸術は初めてでした。物語、シナリオが伝わってくるような。

感動した!!

以上、私の「山田卓司観」でした。


同じカテゴリー(4 お得な情報)の記事
読者登録を・・
読者登録を・・(2012-12-12 16:16)

お気に入り
お気に入り(2011-04-08 08:00)

志村史夫先生
志村史夫先生(2010-12-24 23:40)

お気に入り変更
お気に入り変更(2010-09-05 06:31)

清き一票を!!
清き一票を!!(2010-08-26 07:53)

牧野先生ブログ
牧野先生ブログ(2010-08-21 19:16)

この記事へのコメント
私も3Dの仕事をしてます。

ですので、山田さんの作品は勉強にもなるし、励みにもなりますね。
Posted by お店番 at 2010年09月02日 11:37
お店番さん、ありがとうございます。

お仕事はバーチャルの方の3Dですか、リアル3Dですか。

ではでは。
Posted by 秋山 at 2010年09月02日 11:40
ドラマーな建築家の内山淳平です。
秋山さん、ご来場ありがとうございました。ブラジルからの強力な後方支援、たいへん心強かったです。

昨日、卓司さんとジオラマ撤収のため静岡へ行きました。で、帰りにガンダムを見てきました。足元で静岡ホビーミュージアムというのを開催していまして、そこにも卓司さんのガンダム作品等が飾られてます。
これがまた素晴らしい!
等身大ガンダムは既にお台場で見ていたので
「おー、サーベル持ってるじゃん」ぐらいな感じだったんですが、卓司さんのジオラマにはしっかり「情景」が閉じ込められてて、食い入るように見てしまいました。まぁ、これも作品展以来2度目だったんですが。
機会があったらぜひお立ち寄りを。
卓司館(ジオラマミュージアム)を運営する時の参考にもなります。

ジオラマというのは、あんまり大きすぎるより一瞥で全体を見渡せる程度がちょうどよいような気がします。
Posted by ドラマーな建築家 at 2010年09月02日 16:37
内山さん、本当にお疲れ様でした。

素晴らしい企画と運営でしたね。内山さんの思いの強さが、応援団の皆に、そして来場された皆さんに伝わったと思います。

> ジオラマというのは、あんまり大きすぎるより一瞥で全体を見渡せる程度がちょうどよいような気がします・・

そのとおりですね。実は会場に行って、最初の本音の感覚が「なーんだ、結構小さいんだ」でした。今まで拡大されたポスターの写真しか見ていなかったので・・。

ところが本当に小ささが良いんですよね。作りこんでいく作者の熱みたいなものが、凝縮されているように思いました。

常設展の実現目指して、頑張りましょう。

ではでは。
Posted by 秋山 at 2010年09月03日 03:19
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
山田卓司観
    コメント(4)