<第179回> ☆★☆ 鳩山総理が来る ☆★☆
カテゴリー1 日本の未来
民主党への政権交代から約一月半ですね。「なかなかやるね・・」が本音の感想でしょうか。
明日、10月20日(火)午後4時10分に浜松駅の北口に総理が来るようです。「鳩山由紀夫」さん、県知事選挙の時にはしばしば民主党代表として静岡、浜松に来られましたが、総理としては初めてかも・・。もちろん参議院選補選の「土田ひろかず」候補の応援のですよね。
結構興味ありなので、行こうかな・・と思っています。
余談ですが、補正予算の執行停止や22年度概算予算の件では時の人になった「藤井裕久」財務大臣も浜松に来るようです。こちらは21日(水)の10時からでグランドホテル浜松2階、鳳東の間です。入場は無料です。参考までに。
地方行政も議院内閣制にすべきかな?
秋山さんはこれまでの民主党内閣について「なかなかやるではないか」という感想を表明しています。まあ、同感です。しかし、ここで終わっては意味が限定的になると思います。更に、我が浜松市の鈴木康友市長(元民主党)の市政との比較まで進むべきだと思います。康友市長は「官僚丸投げ姿勢」を強め、今や北脇以下ではないかと思われる事態になっていますが、これと比べると何が分かるかと、ここまで考える必要があると思います。
第1点。行政の担当者にやる気と能力があれば、「行革審」などというものがなくても行政改革は出来るが、当事者にやる気と能力がないと、「行革審」があっても大した成果は上がらない、ということでしょう。他でも、行政改革をした首長はたいてい自分でやっています。
第2点。その能力は首長一人のものではなく、チームの力の場合もある、ということです。
私は2005年の市長選挙の時、「なぜ北脇市長は変節したか」と題する文章を発表しました。その骨子は、要するに、首長は何もしない事は許されず、アイデア(政策)が自分で出せなければ職員に丸投げするしかない、として、北脇さんは「悪い人」なのではなく、「能力のない人」だったのだ、と結論しました。そして、康友さんにも同じ危険がある、と付け加えました。
その後考えた事は、国政は議院内閣制だが、地方行政はそうではなく、大統領的である、ということです。アメリカの大統領は沢山の政治任命職を持っていますが、我が首長には2~3人の「副」だけです。これで、職員の大海の中に入って、リーダーシップを発揮するには相当の「能力」が必要です。大抵の首長は職員に丸投げすることになります。
国政は議院内閣制ですから、首相になるということは「仲間の代議士が沢山いる」ことを意味します。それを大臣や副大臣や政務官にあてて「政治主導」をやろうとすれば、可能なわけです。
首長でも政治主導を実行できた人もいますが、それを「特別な人の例外」から「常則」にするには、地方行政も議院内閣制にする手もあるかな、と考えています。そうすれば、議員選挙ももっと真剣なものになり、優秀な人が出てくるのではないでしょうか。
議論のたたき台として提案します。
牧野先生、いつもコメントありがとうございます。
大事なご意見なのでしっかりお答したいと思っていたのですが、なかなか整理ができませんでした。
今日の新しい記事「総合計画」を書きながら、答えが、見つかったように思います。
まず、第一の論点は、市長と職員の能力についてです。
康友さんはコンサルタント出身ということで、本当は政策能力は抜群だと思います。ただ、突然市長になってから、忙殺(本当は市役所の謀殺)されて、考える時間、識者に相談する時間がないと思います。
また職員についても一人一人接すると、意欲も能力もあるのですが、怖い社長やうるさい上司に鍛えられていません。総合計画についての文書をみれば、民間なら半分以上赤で書きなおされるような代物です。
二つ目の議院内閣制ですが、民主党という、ボンクラ二代目の少ない、意欲と能力にあふれた議員のいる政党が与党になり、やっと本来の姿になったと感じています。その意味では地方議会も議員内閣制が正しい選択かもしれません。アメリカのパロアルト市はそうなっています。
大臣、副大臣、政務官・・適材がうじゃゆじゃいることが与党になって明らかになりましたよね。
翻って浜松の市議会は・・。親しくさせていただいている何人かの議員は、民主の国会議員と同じように、意欲能力を感じます。
ただ、自治会からローカルな代表として送り込まれた方々には???の方も多いのではないかと危惧しています。
もっと本気で市民代表を議会に送り込む必要性を痛感しています。
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