<第97回> ☆★☆ 地方の意見 ☆★☆
★山口2区の選挙は、まさに地方の意見ですよね・・
しかしながら県会議員の間では、まだ「地方の意見としてやはり一般財源化というのは納得できない」という方もいるようだ。その方々にはお気に入りブログ(bakayaro)の「21世紀の踏絵」というテーマのところを是非読んでいただきたいと思います。
http://bakayaro.hamazo.tv/e1026460.html
内容は1800の自治体の中で、勇気ある6人の首長以外は「特定財源と暫定税率」維持を表明しているが、これは踏絵ではないか・・というものです。アンケートなどでの国民の意見は『廃止論が継続論の約3倍』です。それに対し踏絵では、継続論が廃止論の300倍になっています。これを見て「作為」を感じない人はいないと思います。
つまり「地方の意見」ではなく、「中央政府」(はっきり言えば国土交通省)の何らか力により、「中央の意見=現状維持」に地方意見が集約された、歪められたものだと思います。中央が無理やり踏ませた踏絵を踏んだ方が多いといって、くれぐれも地方の意見と誤解されないように願います。
★首長だってこわい・・
中央の締め付けも怖いと思います。3割自治の現状では、「国に楯突く」ことは「補助金をもらえない」と一致します。国土交通省から、踏絵を迫られて、「NOといえる首長」は300人に一人という現実です。
庁内には今までの補助金になれた、予算を沢山もらい、予算を使うことが仕事だと思っているお役人がいます。地方議会には与党寄りの議員が沢山います。また市議会、県議員の野党系議員も補助金でなりたっている自治体の財政状況を知っているだけに、蛇口をしめる相手(中央からの指令)に「Noといえる議員」も少ないかもしれません。
★ただし、本当の地方の声は・・
山口2区の結果に現れています。
①道路特定財源廃止で一般財源化
②暫定税率の廃止
③後期高齢者医療制度の廃止
④解散総選挙を求める
・・ではないでしょうか。
★これって、国会野党、参議院の意見と同じですよね・・
つまり、直近の選挙で選ばれた、ねじれと揶揄される参議院が、地方の意見をしっかり反映しているということです。さらに民主の主張では、道路特定財源のガソリン税は、一般財源化し、地方に直接渡そうとしています。ガソリンを沢山使う地方都市、浜松としては「大歓迎!、最高!!」ですね。