新しい市政をつくる会

　　　　　第２次行革審の規定外任務

　松菱跡地への大丸の進出決定過程への秋山さんの疑問はとても説得力があると思います。しかし、これが間違っているとして、秋山さんは、一応は決まったこれをどうするのが最良だとお考えなのでしょうか。それをお聞きしたいと思います。

　私は、事情を知りませんでしたが、大丸にせよどこにせよ、いずれ又失敗するだろうなと思っていましたし、今でも思っています。何しろイトーヨーカドーでも失敗したのですから。

　秋山さんの言うように、これからは複合的な開発でないと成り立たないとするならば、松菱跡地はその面積から考えて、再開発は不可能ということになると思います。

　私は、あそこは更地にして森にしたらどうかなと思っています。私は三島市が好きなのですが、その理由の１つが、駅前に楽寿園があるために駅前に繁華街がないことです。

　私は、浜松城公園を広くして、そこを人が集まる場所にするという案を考えています。かつて提案しましたが、いずれ又、提案し直します。これは松菱跡地のあり方に関係なく進めていいと思います。

　それはともかく、鈴木市長になってからもこれまでも、なぜこういう間違った考えが通るのでしょうか。１つは前にも述べましたが、プロに相談しないでノンプロ職員に立案させるからだと思いま
す。

　もう１つは、議会が本来の仕事をしておらずチェック機能が働かないからだと思います（埼玉県志木市では行政サポーターの中に予算をチェックする委員会もあるようです）。

　そもそも行革審が必要なのも議会が無能だからだと思います。今の日本の地方政治の停滞の大きな一因が議会の無能にあることは有識者の指摘するところです。

　それを認めるならば、行革審の皆さんは、市の行政のあり方全てを視野に入れて、特に議会をどうしたらいいか、これを考えなければならないと思います。私見では、議会の夜間開催や土日開催といった「あり方」の問題と、議員の年俸の問題が２大問題だと思います。

　しかるにこれは市長から諮問された事項には入っていませんから、形式的には行革審の外で、秋山さんたちの未来研などで議論することになるかと思います。

　それに、これはとても難しい事です。なぜなら、既得権にあぐらをかいている議員の方々の猛烈な反対に直面するでしょうから。

　すると、解決策は、本当の地方議会のあり方を求めると共に、それの実現に賛成する議員を当選させて、改革派が多数を占めるように持っていかなければならないということになります。

　しかしこれも又大変です。去る４月の統一地方選挙でもはなまる組という女性たちが立候補しましたが、残念ながら１人しか当選しなかったと思います。前々から準備していない人ではどんな立派な事を掲げても当選しないのです。

　従って、結局、未来研のような所で議論するだけでなく、松下政経塾のようなもの（浜松政治塾）を作って、やる気のある人を育て応援する組織ないし運動が必要となります。

　金をかけないでもそういう本当の市議を育てていく組織か運動を考える必要があると思います。私は出来るだけの協力はします。

　とにかく、市政を改革する方も「グランドデザインと長期的展望を持って」やってゆかないと、成功しないと思います。

ＰＳ・
市議の中でブログを作っている人は、私の知っている限りでは、鈴木恵さんのほかには、公明党の西川公一郎さんだけです。しかし、この人は月に１回くらいしか更新していません。

　今の市議の中に、ブログを作り、我々の考えに共鳴してくれる人を作っていくというのも１つの方法ではあると思います。

★コメント有難うございます。
その中でいくつかお返事したいテーマがありました。紙面的に足り無そうなので、次回のブログまたは浜松・日本未来研究会のブログで詳しくはお話しを続けたいと思います。

テーマとしては
①第２次行革審の任務
②大丸は「一応は決まった」のか
③松菱跡地をどうするのが最良

④森にしたらどうかな
⑤鈴木市長になってからもなぜ？？
⑥議会改革
　　議会の夜間開催や土日開催といった「あり方」の問題
　　議員の年俸の問題

⑦はなまる組と浜松政治塾
あたりですね。

★公明党の西川公一郎さんのブログ
早速見に行きました。丁度8月10日に浜松からの自衛隊イラク派遣のことが載っていました。早速コメントしたかったのですが、どうもその機能がなさそうで、少しがっかりでした。

牧野先生教えていただき有難うございました。
ところで、牧野先生の教え子はどのくらいこのブログ見てもらっているでしょうか。若い人の政治や行政への関心、日本では少し不足していますよね。

ではでは。