第306回 日本経済の余命
カテゴリー1 日本の未来
10月6日付の日刊ゲンダイ、「どうなる?世界恐慌と日本沈没」の3回目で、みずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は、「余命は5年から10年」と言っている。
根拠は家計金融資産と債務残高だ。
日銀統計によると家計の金融資産は2010年末で1489兆円。借入を覗くと1192兆円。
一方で国と地方の債務残高は800兆円。
差額392兆円を余力とみると、毎年50兆円の借金を続ければ8年でお陀仏・・ということになる。
一般家庭ではありえない話ですが、サメの脳みそ総理以降、小泉、安倍、福田、麻生、(鳩山)、菅総理という一家の長は、余程数字に弱かったのでしょうか、何の手だても打てませんでした。
鳩山さんのカッコは、鳩山さんが国の予算をゼロベースで見直し、12兆円の原資を作ろう・・とした2009年マニフェスト(ゴール)は画期的だったからです。
ただし、国家戦略局の長に指名した菅さん以下の部下たち、仙石氏、枝野氏、レンポウ氏が、折角の仕事をいい加減に終わらせたため、寿命はさらに短くなったので、責任は半分かな・・という気持ちの表れです。
ちなみに上野氏の著書、「国家破局カウントダウン」(朝日新聞出版)は今年5月に上梓されたようです。
ではでは。