<第128回> ☆★☆ 男女共同参画 ☆★☆
★今回のテーマは、予定では日本の課題でした・・
少し事情があり、その中でも「男女共同参画」について、少し話してみたいと思います。
★もともとはあまり好きな言葉ではありません。
「早い話が・・」が口癖の人は、大体テンポが遅く、「誠心誠意」を口にする人は、大概人に迷惑をかけています。私の口癖は「基本的に」ですが、ついつい例外処理に走ってしまいます。つまり、「男女共同参画」という言葉は、男女が共同であまり動いていないことの現われだと感じるので、できるだけこの言葉を使いたくないと思っていました。
ついでに言えば「改革の小泉さん」は、子供に地盤を譲り、平気な顔をして、時計の針を後ろに戻しましたし、
「麻生がやる」といってまだ2ヶ月なのに、何もしない「ヤルヤル詐欺」のような人が、日本国のトップに居座っていますね。
★浜松市の男女共同参画課がなくなるっていう話を聞きました。
「そうか、浜松ももうわざわざ口にしなくてもすむくらいに、女性の社会進出がすすんだのか・・」と思ったら、大間違いでした。
★
11月29日の静岡新聞 によれば・・
「行革でユニバーサルデザイン(UD)課と統合し、UD社会推進課に改組するため・・」今まであった「男女共同参画課」がなくなるそうです。
★ウソッでしょう。少なくとも行革審ではそんなこと提案した覚えはありません!
もっと先にやるべきことが山ほどあるのに、市は何考えているんでしょうか。
怒っている理由は下記の3つです。
①行革で優先してやるべきことはもっと他にあるでしょう
②男女共同参画が実現していないのに、名前を無くすのは真逆でしょう
③ユニバーサルデザインと男女共同参画は別物でしょう
★行革での最優先は・・
私見ですが、康友市長の公約「一つの浜松」のためには、まず『諸事情』から7つもできてしまった区を最低3つに集約すること。
つまり「合区」です。無駄で入り組んだ業務をしっかり整理することが最大の行革になります。
★名前があることによる効果はなにか?
浜松市にまだ努力すべきこと、仕事があることが市民にも、市役所の中でも認知されます。名前を無くすなら、その前に「部長の2割、課長の3割、市会議員の4割を女性に・・」というくらいの目標『大義』を掲げ、実現するまで、男女共同参画課の人員と予算を毎年10%ずつ上げる・・くらいの意気込みが必要です。
康友市長頑張って!子供第一主義には男女共同参画は大事ですよね。
★
ユニバーサルデザイン(UD)とは何か?
男女・・と安易にくっつけるなんて、本質の理解が不足ではないですか。UDとはものの形、デザインを考えることにより、ハンディキャップを持った人(これはお年寄りも含みます)が過ごし易い、暮らしやすい社会を作ることです。
女性であることは「ハンディキャップ」ですか?
今回の組織変更にはびっくり仰天です。「行革のため」なんて、絶対に言って欲しくないと思っています。
やっと、秋山さんらしいコメントが戻ってきましたね。
世界を見ている秋山さんですから、世界や日本を話題にするのもいいですが、読者が期待しているのは、やはり浜松の話題ではないかと思いますよ。
本日の新聞に、「ユニバーサル社会・男女共同参画推進課」という長長い妥協の産物的な名前にするという記事が載っていました。
秋山さんの指摘される通り、ユニバーサルデザインと男女共同参画は、全く次元の違う話です。
女性市議3人に攻められて、苦肉の策で出した折衷案だと思いますが、これで納得する女性市議もレベルを疑います。
もともと男女共同参画社会推進課なんて名前の課は、ないほうがいいと、私も思っています。
あれっ?「少人数課の統合」は秋山さんたち行革審の提案じゃなかったでしたっけ?
秋山さんって秋山さんではないですか~!
失礼しました。このブログ、ずっと前から拝見していたんです。面白いなあと。やっと秋山さんが一致しました。ご縁があったのでしょうか…
私、アニリール・セルカン講演会のひろおかです。先日のパーティーではありがとうございました。また今週末、お会いできるのを楽しみにしています。
ミブローさん、お久しぶりです。
「ユニバーサル社会・男女共同参画推進課」っていう名前になるんですね。
名は体を表すといいます。それに従えば、この課は「何をやったらいいか判らない課」になりそうです。
ユニバーサルと言う言葉ではなく、ダイバーシティ(多様性)という言葉なら少し納得ですが・・。(これはある方からの受け売りです)
批判されたら、名前を変えるでは、後期高齢者医療制度を「長寿医療制度」と言ってごまかす某政府と同じではないですか。
市役所の方々の再考を是非お願いしたいと思います。
通りすがりさん、鋭いご指摘有難うございます。
ご指摘の通り、課、部、区の統廃合は行革の大きな手法だと思います、行革審議会でもそれに沿った発言をしています。
統合により、スケールメリットが出たり、無駄な重複がなくなったり、管理職(管理業務)が減ったりという絵に描いたような利点が期待できます。
ただし、それは原則であって、個別には考慮が必要だと思います。
というのは、統合により、チームの一体感や、独立性、存在感が失われるという欠点もあるからです。
その意味では男女共同参画課が他の課と統合される効果は、課長が一人減るだけで、メリットはあまり多くなく、ディメリットが大きいと私は感じています。
是非、ご意見をお聞かせいただければと思います。
ひろおかさん、先日はどうも・・
今、仕事も大事にしていますが、地域に対しても愛着が大きく、ついつい色々なことをしています。
教育、文化、多文化共生、科学・技術、宇宙航空産業、中心市街地・・この地域は可能性の宝庫だと思います。
日本は簡単には変わらなくても、浜松は先駆けて変身し、日本のリーダーシティになりましょうね。
土曜日の講演会楽しみにしています。講演会のこと、明日、ブログにアップします。
ではでは。
男女共同参画課やユニバーサルデザイン課が存在するのは、それだけ遅れている証拠です。
無い方が成熟した都市といえますが、現実には浜松は、女性登用率が30%にも届かず、付属機関の女性登用ゼロは13機関に上ると新聞にありました。
道半ばで、男女共同参画課の名称をなくす市の「女・子供」から切ればいいという、過去の「男社会」の考えが見え隠れします。
これからしなければいけないことは、まず女性活用の目標値を達成することではないでしょうか。
「男女共同参画課はもういいね」とうい時代が早く来ることを願っています。
こういう意見を言うと、総スカンを食うかもしれないけど、あえて言わせていただきます。
男女共同参画社会って、いったいなんなんだろうなと思います。
結婚して家庭に入って子育てをしている専業主婦は、まるで社会参加していないような錯覚をしてしまうのは、私だけでしょうか。
私は、子育てをしている女性も立派に社会参加しているし、むしろ子育てを終えた女性を大きな仕事をなしとげてきた社会人として、2段階アップくらいの待遇で受け入れる会社が出てきて欲しいと思っています。
ミブローさんのおっしゃる通り、子育ても、家庭を守ることも社会への参画ですね。
ただ、女性が仕事を継続したい・・と思ったときに出てくる様々な障害については、実は男社会であるため、男たちはほとんど、気づいていないんだと思います。だから仕事を継続できる女性が少なく、また管理職への登用も少ないんだと思います。
そこを気づけるように、男を啓蒙すること、その障害をなくしておくことが男女共同参画課の使命なんですよね。
話しながらも、「私は本質をちゃんとわかっているのか・・」と不安になるくらい、女性の社会参加への障害については無知で申し訳ありません。
男性だって、仮に出産休暇を一年ください。とか、子育て
のために退職をしたら、復帰の道はとても厳しい。
だから、役割分担で、母親が家庭で子育て。父親は会社
で経済的な子育てを担ってきたのでは?って気もします。
女性にしかできないこと。女性の方が有利なこと。
女性にでもできること。女性にはできないこと。
フィールドにはそれぞれの事情もあり、最終的には個人の
能力・魅力ではないでしょうか?
無理やり男女の比率目標をつくったりするのも、強引で
現実的ではないような気もします。
山本さん、コメントへのお返事遅くなり、ごめんなさい。
> 無理やり男女の比率目標をつくったりするのも・・
仰るとおり、数値目標だけでは、意味がないとも思います。
ただ、イメージとして、日本は、また、特に大都市に比べてみて、浜松はまだ女性の活躍が少なすぎると感じています。
また、感覚だけでなく、数字を見てみれば、これもがっかりするばかりです。
家の中ももっとやりやすく、また、外での活躍の機会を増やせれば、ベストですよね。
目標も、単なる数字ではなく、できるといいですね。
たとえば、私は「結果平等」は嫌いですが、「機会平等」
という言葉は大好きですし、一番大事だと思います。
浜松の女性が機会平等を実現できていない部分を見つけ、それを解決できるような活動を、「男女共同参画課」が率先してやって欲しいと思っています。
この分野、あまり、得意でないので、どうも表現が硬いですね。
ではでは。
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