<第93回> ☆★☆ 真に責任ある政治 ☆★☆
★折角宇宙に話を飛ばしたのですが、新聞を読んで、地上に引き戻されました・・
2008年5月4日静岡新聞に「真に責任ある政治」というタイトルで社説が載せられました。読んでいて、少しおかしいのではないかと思いました。私自身もラジカル(過激)なものの見方をする人間であるのは自覚していますので、社説と真っ向から対立しているようです。私のコメントは次回★★で囲み、社説に挟み込んでご紹介します。
新聞を取られていない方のために、まず社説を今回はご紹介します。
<社説> 窮地にあわよくばの政治は支持しない
「与野党とも一体何やっているのか」支持者に食ってかかられた政治家の話しが新聞に載った。
道路特定財源や暫定税率をめぐるゴタゴタ、ねじれ国会による混乱への怒りだ。
「メディアは圧倒的に与党批判だが、国民の怒りは同じくらい野党にも向かっているんです」という読者の声も舞い込んだ。
与党寄りだ、野党よりだとの叱声を浴びそうだが、重ねて野党に聞きたい。
政権とったらどんな政治をするのか。
『自民党政治、功罪半ばだが・・』
永田町は「ねじれ」で狂ってしまった。ミンイ、ミンイと言って「ねじれ」を政権倒しの道具にして大衆を巻き込み、拒否と拒絶の政治が肩をいからしている。
安いガソリンを求め車が列をなす騒ぎに「しめしめ」・・。ガソリンの再引上げに「生活を圧迫する政治」と勢いを増している。政治を目の前の損得で評価するクセを国民に植え付けている。
敗戦から復活し、先進国に伍する国にした政治は評価の対象からはずされようとしている。
(中略)
『ガソリン値上げの張本人は?』
道路特定財源も暫定税率も国土の発展や生活を支えてきたし、今もその役割を果たしている。
職員の慰安旅行やレクリエーションへの不適切な支出を除けば、うまくいっていた。
それが衆・参の「ねじれ」で突然、攻撃にさらされ、その真価まで否定されかかっている。
建設途中の道路もある、高度成長期に建設された道路のメンテナンス時期も迫る。その財源はどうするのか。
暫定税率の失効で静岡県は4月だけで20億円の税収欠損が出た。一ヶ月の空白は大きい。
高齢者医療制度は国民皆保険維持に必要な制度であり、年寄りいじめの意図はあるまい。保険証の未着などのミスは、役人の当事者意識の乏しさと無責任のせいだ。
(中略)
野党は与党を責めるばかりだが、もともと年金情報のコンピュータ化の作業の怠慢を招いた勤務闘争は野党の誘導ではなかったか。
税収欠損を埋めようにも赤字国債の増発が許される状況ではないのだから、暫定税率の復活を図るしかない。その後でその期間修正や一般財源化を堂々と国会で論じあえばいいのではないか。
野党は「約束通りガソリンを安くした」「生活支援の減税だ」と自画自賛だが、暫定税率復活による再値上げと石油業界の値上げ構成が重なった状況を考えると、混乱とガソリン高騰のきっかけをつくっただけと言われないか。
『政権とるだけではどうにもならぬ』
(中略)
「年金、ガソリン、後期高齢者医療」の3点セットで有権者の不満をあおって票を集めただけで、党のリーダーが駆けつけた割には内容の乏しい選挙だったという声も少なくない。
政権を取るだけではどうにもならない。政権倒しを企てるなら、なぜ政権構想を示さない。
ポスト福田をめぐってうごめく与党内の無節操組を含めて考えてもらいたい。もちろん「ねじれ」演出した人々もだ。
引用は以上です。
長文で申し訳ありませんでした。私はこの社説に10箇所くらい文句を言いたいのですが、皆さんは読まれて納得、または反論ありでしょうか。
是非、色々な方のご意見お待ちしています。
1か月前、4月1日の文章かと思いました。 しかし何回も読みなおしたのですが、4月馬鹿の文章なら諸手を挙げて「お見事」と申し上げたいと思いましたが、そんな記述はなにもありませんから、静岡新聞の真実の社説ということでした。
人それぞれ、新聞社もそれぞれで、言論の自由ですから何を言ってもいいと思います。
そういうことをしっかり念頭において、もう一度読み直しました。
怒りがふつふつと湧いてきました。秋山さんは10か所位文句を言いたいことがあるとかいておりますが、私は全文悪意に書いてあると思います。
「国民の怒りは同じくらい野党にも向ってるんです」とありますが、少しはありますが同じとは思いません。「ミンイ、ミンイ言っている」と蝉がわめいて鳴いているように書いてありますが、人間扱いをしていない人権蹂躙です。「敗戦から復興し、先進国に伍する国にした政治は評価の対象から外されようとしている」何も自民党政治が復興させたのではありません。国民が力を合わせて頑張ったのです。ひとつひとつ上げたらきりがありません。
自民党の広告であるような錯覚を覚えます。
静岡新聞の品位は奈落の底に落ちました。
★コメント有難うございました。
恐らくものの見方については100人100様だとは思います。ただ、新聞はその真ん中にいて欲しいとおもっていたため、今回は反論をするべきと思いました。takebeさんのコメントで、少し意を強くしました。
★皆様のご意見はどうでしょうか。
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