産業振興応援団

秋山雅弘

2007年03月25日 19:10

<第18回>  ☆★☆ 産業振興応援団 ☆★☆

今日も別の話題です。今アメリカに来ています。今日のテーマは『産業振興』です。というのは今回はジェトロの応援で、シカゴ(イリノイ州)、ジーランド、ランシング、トロイ(ミシガン州)に視察に来ています。浜松から民間レベルでの連携をしたいと思ってまずは調査ですが、各地域で色々な組織が産業応援団的に動いていて、今回もかなり熱心に対応していただきました。



基本的にはシカゴまたはデトロイト中心の広域との連携をしたいと思っています。一民間の3人のグループに対し、ジーランド市では突然市長さんが、ミーティングに参加してくださり、またトロイでの調印式には周辺の3つのカウンティの副代表クラスの方のご参加です。

アメリカは民主導の国、小さい政府であまり国や州政府は民間支援をしないもの・・というのは大きな誤解でした。

地域をどうするか、産業をどうするかについて、官も民も前向きに取り組んでいることを肌で感じてしまいました。

私自身は2年前に引き続き2度目のこの地域への訪問でしたが、膝を詰めて話すことで、相互の理解も進み、色々な協力関係ができると感じました。

浜松に眼を向けると、市政と産業界の遊離は眼を覆うものがあります。
産業界は決して市に距離を置くつもりは無いはずです。市のトップの意識だけが変われば、浜松も変わるはずですよね。

産業振興の秘訣は二つあります。一つは既存の産業を大事にすること。
新しい産業が基幹産業にそだつのには20から30年かかります。現在大きな貢献をしてくれる企業、産業をどうさらに大きくするかは大事です。

一方では10年単位での産業振興です。今感じている大きな流れは、航空と宇宙です。今ある輸送機器産業は陸と一部海に関係しています。次は3次元の空間に飛び出すためのいくつかの種まきをするべきではないでしょうか。

ご意見は ★ブログオーナーへのメール★ あてにお待ちしています。