<第268回> ☆★☆ 代表選総括① ☆★☆
カテゴリー1 日本の未来
8月25日の告示から、本当に長い2週間でした。お疲れ様でした。
私個人としては、「最善の選択ではなく、次善の策」の結果でしたが、少なくとも411人の選良の中から、206人(50.1%)の議員が菅総理を選んだのは事実です。是非、日本国民の生活を第一に国益にかなう政治を心掛けてもらいたいと思います。
といっても、新聞の言う「圧勝:721P対491P」という誇大(過大)表現に、国民が騙されることの無いよう、ブログではしっかり本当の数字を伝えていきたいと思います。
★まず国会議員について・・
マスコミの2年以上に及ぶ「小沢=悪」という図式で、ありもしない「政治とカネ」のネガティブキャンペーンがあったにも関わらす小沢さん支持が200人(48.7%)もいたことは画期的だと思います。
★細野豪志さんがテレビで・・
「民意は菅さんですが・・」という誘導質問をした時、「政治家とは自分の目で見たもの、耳で聞いたものから、自分で判断する。そういう人種なんです」とはっきり言いました。流石の政治家、頼れる若きリーダーだと思いました。
飛行機の都合で戻れなかった横路さんは、完全に小沢さんですので、加えると201人(48.9%)、棄権された人も加えると205人(49.9%)の人が「菅総理、NO!」と言っているのが真実です。
マスコミさんは、こうは書かないだろうな(笑)。「内閣のほとんどと党の執行部を全部押さえた菅」さんが、この結果ですから、菅さんの選挙対策は、前回の参議院選挙に引き続き、あまり能力を発揮できなかったとも言えますね。
★次に地方議員票について解説します・・
総数は2382人の内、菅さんに1360人(56.7%)、小沢さんに927人(38.9%)という結果です。これをドント方式で計算すると60P対40Pになります。投票数が2287なので投票率は96%です。菅さんになってもらいたかった人は総数で割合をとると、57.0%になります。「菅総理、NO!」は47.0%しかいません。結構いいですね。完全に過半数です(笑)。
★党員・サポーターについては
総数343,394人の内、投票数は229,030(投票率66.7%)で、菅さんに137,998人(60.2%)、小沢さんに90,194人(39.3%)という結果です。これについては小選挙区300ごとに勝ち負けを決めるため、最終ポイントとしては249P(83%)対51P(17%)になります。これも総数で割合をとると40.1%ですから、「菅総理、NO!」は59,9%に跳ね上がります。
★ネット世論と新聞世論・・
ネットでは、各サイトで異なりますが、大体小沢さん支持が75%、菅さんが25%が適当な数字だと思います。新聞テレビの電話調査は逆で菅さん支持が75%、小沢さんが25%でしょうか。ここには民主党が嫌いな人の意見もあるので、そのほとんどは菅さんに流れたと思います。50%が反民主とすると、生では菅さんVS小沢さんは50:50(フィフティフィフティ)かもしれません。
★全部の比較で何かが解る・・
では今までの数字を立てに並べてに比較してみたいと思います。失礼ですが、今回は「菅総理、NO!」
比率でやってみます。有効数字2桁で、四捨五入です。参考に菅さん支持を()に入れます。
菅総理NO (菅さん支持)
①ネット世論 75% (25%)
②国会議員 50% (50%)
③県会議員 40% (57%)
④党員・サポーター 60% (40%)
⑤新聞・テレビ世論 25% (75%)
少し長くなったので、上の数字への感想は次回にします。
同じ計算を小沢に当てはめてみると
国会議員の51.1%
地方議員の61.1%
党員・サポーターの73.7%
が「小沢、NO!」
と言っている訳ですな
総括がしたいならそっちの数字について考えた方がいいんじゃないですか?
自分の支持する政治家が負けてから、勝った側に「でもNOと言ってる人がこんなに……」とかグチグチ言い出すよりは見苦しさが小さいと思いますよ。
菅さんの党員・サポーター支持率は60%ですよね。
数字について言うのであれば、きちんと正確に書くべきではないでしょうか。
それから、「反民主」もまた、れっきとした有権者です。
今回は投票権はありませんでしたが、これも民意だと思います。
そして、インターネットは同一人物が複数回投票することも可能だと言う点が考慮されていないのが残念です。
すずさんへ
秋山さんの書かれている党員・サポーター支持率は、(菅さんの得票数)÷(党員・サポーター総数)で計算したものなのだと思います。
つまり不正確な数字を書いているつもりではなく、単に「棄権は計算に入れない」という選挙のルールが理解できていないだけではないかと。
また、不投票者は全員「菅総理、NO!」(根拠ナシ)とか、電話調査の50%が反民主(根拠ナシ)とか、反民主のほとんどは菅さん支持(根拠ナシ)なんて、涙ぐましい妄想を重ねてまで菅総理勝利の現実から目をそらしたがってる人に対して、小沢さんの現実を見ろとか、唯一小沢さんが勝てていたネット投票を疑えとか要求するのは、ちょっと酷なんじゃないかと思いますよ(笑)
こんばんは
小沢さんYES=菅総理NO
は すこし飛躍しすぎだと思います。
が、国会議員に関しては当てはまるのかなあとは思います。
真偽はネットですので個人の判断ですが
小沢ファンの総本山は↓サイトだと思います。ご参考まで。
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場」
http://www.snsi.jp/
三木初さん、コメントありがとうございます。
> 単に「棄権は計算に入れない」という選挙のルールが理解できていない・・
というほど素人ではないので、ご安心を。
今回の菅さん支持が、「消去法」だったり「小沢さんがいやだから、菅さんでもいいか・・という消極的指示」だったので、「党員・サポーター」については、棄権票をいれました。
そこまで気がつく論理性をお持ちなら、是非下記ブログを見てから、共同通信社の『是非』について、是非是非、コメントお願いします。
http://bakayaro.hamazo.tv/e2256617.html
ではでは。
一つ忘れました。
> 涙ぐましい妄想を重ねてまで菅総理勝利の現実から目をそらしたがってる・・
訳ではなく、「三木初」さんのような真面目な方が、新聞の世論調査への疑問から、目をそらして欲しくないので、書きました。
「初」さんも、世論調査の方法や、今回の代表選の仕組みそのものに、何か疑問・・感じませんか。
ではでは。
すずさん、コメントありがとうございました。返事が遅くなり申し訳ありません。
> 「反民主」もまた、れっきとした有権者
・・投票権はありませんでしたが、これも民意・・
そのとおりだと思います。ただ、今回は民主党支持者による、間接選挙なので、本来、世論調査で支持率を求めるのなら、民主党支持者の中で何パーセントという調査をするべきです。
一方では、世論調査をするべきではない・・というのが民主主義の先進国の考え方です。恣意が入るから、世論誘導が行われるから・・という当たり前の理由です。
すすさんのような意識の高い方が、新聞社に対して、そういう発言をされたら、日本は変わると思います。
貴重なご意見、ありがとうございました。
一つ忘れました。
ネットのアンケートは同じ人は2回投票できないように設定されています。
また、投票直後に自分の入れた方が、1ポイント上がるのが見えるので、変な操作は入っていない、信用できると思います。
また、調査対象の数ですが、新聞社はオープンでもフェアでもないので公開してくれませんが、代替1000人位の調査です。
私の調べた範囲では、ネット調査の多いところは支持不支持合わせて300万人位から、3万人くらいまででした。マスコミという言葉で、新聞社の調査が大きな対象で、しっかりお金と人手をかけて、やっているとは思わない方がいいですね。今の時代にはあっていないようですね。
やはり世論は「小沢さんへのネガティブイメージ」が影響したのか、55:52とか、48:42位で、菅さんの方が上位でした。
参考になる情報が「世論調査?操作?」のコメントに載っています。
http://atarashi.hamazo.tv/e2241427.html
よろしくお願いします。
山崎さん、貴重なご意見ありがとうございます。
ただ、
> 国会議員の51.1%
> 地方議員の61.1%
> 党員・サポーターの73.7%
> が「小沢、NO!」・・
の論理は無理があります。
菅さんは現職総理で、民主党の代表です。その人が、「今回の選挙は私への信任投票である」と言っていたので、私としては、菅さんに入れなかった人を、「菅さん、NO!」にカウントしただけです。
最も菅総理は「参議院選が私への信任選挙だ」とも言っていましたが、負けました。
でも、本当は勝っていたんです。比例の投票数では第1位だったので、選挙戦術さえもう少しマシだったら、こんな大差のネジレにならなかったのにね。
まあ、過ぎたことは、ぐちぐち言わず、忘れましょうか。
ではでは。
>山崎さん、貴重なご意見ありがとうございます。
山城です。
>ただ、
>> 国会議員の51.1%
>> 地方議員の61.1%
>> 党員・サポーターの73.7%
>> が「小沢、NO!」・・
>
>の論理は無理があります。
本気で書いているんでしょうか。
・山城は、上記引用箇所の論理に無理が無いなどとは思っていない
・上記引用文は、「棄権・無投票を勝手に『菅総理、NO!』に置き換える事は、この論理と同じように無理がある」事を言わんがために、「貴方の言う事を小沢に当てはめるとこうなるね」と皮肉を書いている
以上2点くらいはいくらなんでも読み取れるだろうと考えてしまっていました。
以後はここでは秋山さんにも理解できる文章を書くよう、心がけます。
>菅さんは現職総理で、民主党の代表です。その人が、「今回の選挙は私への信任投票である」と言っていたので、私としては、菅さんに入れなかった人を、「菅さん、NO!」にカウントしただけです。
何ら理由になっていませんな。「現職総理(または党代表)への信任投票」で、棄権・無投票を不信任にカウントする投票制度があるなら是非教えて下さい。民主制の近代国家なら日本でなくても構いませんよ。
(秋山さん向けに上記要求の理由を解説しますと、そのような信任投票が存在しないならば、「現職総理が『私への信任投票である』であると言ったので、棄権を総理への不信任と扱っても良い」という秋山さんの論理が無効になるためです)
山崎さん、ご指導ありがとうございます。
もともと民主党の選挙制度そのものが、300選挙区について、1票でも多い方が総取りをする仕組みですので、当選したのが菅さんであることを、な~んにも否定していません。無効だとも言っていません。ただし、249対51という情報だけが一人歩きしないように、数字を明らかにしてみました。
たとえば、34人いる会議で例えれば、
①賛成14
②反対9
③保留11
でしたね、と言っているだけです。
参議院選の結果についても、山崎先生の御高説お聞かせ下さい。
ではでは。
cho8さんに紹介していただいた、サイトを見に行きました。
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場」
http://www.snsi.jp/
ただ、登録が必要なので、「有料なのかな・・」と思って少し、躊躇していたら、植草さんのブログ「知られざる真実」で引用されていました。
しっかり読みました。すごい調査力ですね。ちょっと過激すぎる言動があることを、他のtwでは指摘していましたが・・。
大きな権力や欺瞞には多少過激に、小さな過失、瑕疵には鷹揚に・・がいい感じですかね。
ではでは。
こんにちは
「副島隆彦の学問道場」は、確かに過激ですね。
・今日のぼやき
http://www.snsi.jp/tops/kouhou
・気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
等はフリーみたいです。
副島 隆彦 と佐藤 優との対談本
「小沢革命政権で日本を救え」
も過激で面白かったです^^。
cho8さん、ありがとうございます。
早速ブログ見に行きました。
9月23日の河村たかしさんの「減税日本」の集会、面白そうですね。
二つ目のブログはやはり登録が必要でした。敷居の高いのは苦手なので、パスしました。
本、買います。今、ほとんどの人は、小沢一郎の「政治とカネ」について、マスコミの風評だけで、「良くないね」とか「悪そう」とかの発言をします。小沢一郎さんが一番「風評被害」を受けています。
ニュースキャスターも、新聞記者も、コメンテーターも誰も「どんな経緯で検察が強制捜査(国策調査)をしたか」「何故検察は小沢一郎さんを嫌疑不十分で不起訴ではなく単純な不起訴にしたか」「検察審査会は誰が審査を要求したか、それがどんな背景の団体か」を知らずに、「政治とカネ」を口にしているように見えます。彼らにこそ、説明責任があります。
したり顔の彼らに、「もし秘書が裁判で無罪になったら、その時点で小沢さんに謝罪をするつもりがあるか」など聞いてみたいですね。謝罪も説明もしないとは思いますが。
秋山さん、お疲れ様です。
わたくし的には残念ながら、6対4もしくは5.5対4.5で小沢さんが負けてしまったと感じております。
済んでしまったことはしょうがないので、これからの菅さんの言動を良く見させてもらおうと思います。
それにしても県内の民主党議員が軒並み菅さんへ投票したのはとても残念でした。(参議員選のしこりかな)
年末、そして年度末あたりなんかあるかな?等思っています。
しばらくは我慢の日々かな、気分転換に何か他の事を楽しもうと思います。
あきらめずに、長い目で。
失礼しました。
白あんさん、ありがとうございます。
ご指摘の通り、負けは負けですね。
ネット上では、代表選ルールの不備や、保管や開票についての不正疑惑が言われていますが、もしあったとしたら、発展途上国並みに、民度の低い「フェアネス」「クリーン」についての意識のない人達を選んだ国民のレベルが問われることになると思います。
実は今、中国で、川勝平太知事の言う、「地域外交」を実践しています。詳しくはまた記事にしたいと思いますが、「アリババ」という会社の日本関連事業の責任者と会いました。会社の夢もスケールも、日本の一部の夢のない政治家よりずっと大きいと思いました。
会社の命名の一つの理由は「開けゴマ」だそうです。
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